サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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悩みと無自覚に他人を傷付ける人への対処法

とめどなく流れる時間の中で、僕はいつも考えている事がある。

 

一体自分は何をするためにここにいるのだろうかと。

 

ここというのは人生を指す場合もあれば、実際に今居る物理的な意味の時もあるし、精神的な心の拠り所的な感じで捉える時もある。

 

以前、恋人と付き合っていた頃は単に自分がその人に溺れて自分自身を見失うことで何か自分のバランスを取っていたような気がする。

 

自分を破滅に追い込むことで自分の何かを担っていたのだろうか。

 

分からない時はとにかく悩まない事だと最近になって分かってきた。

 

そう、悩んでも仕方がないのだ。

 

実際、何かしら悩みが発生したとして、その悩みについて考えている時間中、ずっとストレスで仕方がなくなり、全体的に自分の時間の使い方の効率が著しく落ちる。

 

また、強いストレスを感じながらいると、頭が変になってしまいそうだったり狂いそうだったりで自分でもどうしていいのか分からないし、そのストレスを解消させる手立てが殆どないことにも改めて気がつく。

 

なので、そういう時はそのストレスについて忘れてしまうというのが一番いい解消方法なのだということに後々になって気が付いた。

 

狂ったように考えて悶て自分の頭の中の仮想会話や仮想行動、シミュレーションがいくつも行われるたびに、何度も頭を抱えていたあの時が懐かしい。

 

悩みを忘れる方法の一つで、何かに熱中するというのがあるが、そもそも悩んでいる時ってのは実は何かに没頭しようとしても没頭できない場合が多いと思う。

 

なので、一番は悩みが発生する前に、没頭出来る何か、自分がハマれるものを見つけておいて、いつでもそれをするとそこにハマって少なくとも1時間位は他のことを忘れられるような、そういうものを見つけておくといいだろう。

 

そうすると、仮に悩みが発生したとしても、一旦その悩みを置いておいて、別のハマっている事を始めると、案外その悩みについて改めて考えてみても、それほど悩むべきことでも無かったりする事に気がつく。

 

また、別の事に脳を使うからか、悩みが発生した時点では気が付かなかった解決策が思い浮かぶこともあるだろう。

 

他にも悩んだ時に一番効く薬は、寝ることだと思う。

 

そう、悩んだら寝てしまうのだ。

 

寝ると頭はスッキリするし、少なくとも寝ている間は当たり前だがその悩みについて自発的に考えることはない。

 

なので、5分でも10分でも理想は30分程度だが、悩んだら一旦、眠ってしまうという事もありだと言えるだろう。

 

悩みとはそもそも、暇つぶしだと昔の誰かが言っていた言葉を思い出すが、その実まさにその通りだとも最近余裕が出てきたせいなのか思えるようになってきた。

 

本当に苦しい時とか、余裕が無い時ってのは、実は悩んでいる暇が無いのだ。

 

苦しくて苦しくて、悩みではなく、その苦しみに耐える事で精一杯だったりするので、どうその苦しみから脱するのか考える間もなく、とにかく、その苦しみの時間を味わい続けている現実の連続で、何をしていても何も考えられないのだと思う。

 

そう思うと、悩む事自体確かに贅沢な事でもあるし、暇だからこそ、悩むのだとも思える。

 

なので、悩みとして誰かに相談したり話したりというのは、そういう意味においても暇つぶしでもあるのだろうと。

 

だから、人生相談ほと暇つぶしな事も無いのだが、昔はその人生相談という事を友達にするのもされるのも好んで行っていた。

 

なぜ、人生相談をしたりされたりしたがっていたのかと思い返すと、多分、暇だったのだろう。

 

そして、その人生相談を友にすることで、自分の心の開示をする快感だったり、その逆友達から相談されることによる、相手の心の開示を受ける快感を楽しんでいたのかも知れない。

 

今は、そうやって自分から心を誰か他人に開示するなどする人は少ないのかも知れないが、当時そうやって僕は自分から進んで相手に心の内を見せては土足で他人の心に踏み込んでいった節もあったかも分からない。

 

僕が心を土足で踏み込んでいって荒らしてしまった人達には申し訳ないですと改めて謝罪しておきたい。

 

だが、一つ言うならば、決して傷付けようとか、悪意があった訳でななかった事だけは言い訳しておきたい。

 

そういって、ふと悪意のない殺傷について考えが移る。

 

悪気がなかった事というのが実は一番たちが悪いと、そういえば、自分でも何かで言っていた事を思い出したのだ。

 

悪気のない行動、言動によって他人を傷付けたり、侵害したりする事だ。

 

一番は親からの影響などがそうだろう。

 

親は子に対して、大抵の場合は悪気を持ってすることはなく、寧ろその逆に子に対して良かれと思って行っていたり、或いは自身は気が付かないで無意識に習慣的に行っている場合が多いだろう。

 

この、習慣的に行っている言動が特に悪影響を及ぼしている場合、親自身もそれが悪影響であることを認識していないので更にたちが悪いのである。

 

そう、改善のしようがないのだ。

 

二十歳ころの時に、自分で自分の過ちに気がつくことほど自分が傷つく事はないが、その逆に自分で自分の過ちに気がつくことほど自分を成長させる手立てもないと考えたことがあった。

 

今でもその通りだと思うが、自身の習慣による他者への悪影響に関して、無自覚でいる人ほど、その習慣について、全くの罪悪感がない場合が多い。

 

寧ろ、皆そういう事は当たり前にやっていることなので改める必要もない、と仮に誰かから指摘されたらそのように考えて、顧みることすらしないだろう。

 

これには自己防衛本能が働いているとも言える。

 

先に言った自分で自分の過ちに気がつくということは、自己の一部を著しく傷付ける事でもある。

 

自身のアイデンティティが弱い人ほど、自分自身が傷つくことを殊の外恐れて回避する傾向にある。

 

なので、そういう人が無自覚に悪影響をばらまいている場合は、一番はその人から距離を置くことである。

 

ただ、社会的なポジションだったり、家族的な関係性、色々な人間関係としての要因において、単純に距離を置いて接するとか、縁を切るなどの事が出来ない場合もあるだろう。

 

その場合は、とにかく、相手の悪影響に対して自分自身がバリアを張ることだ。

 

と同時に、可能な限り、その無自覚に悪影響をばらまく人といる時間を少なくするよう務める事だ。

 

会話をしないだけでなく、その人と同じ空間になるべく居ないようにするという事だ。

 

これにはやり過ぎではないかとの声も聞こえてきそうだが、無自覚に悪影響をばらまく人は、もっというと、無自覚に、無作為に毒を周囲に吐き続けている人でもあるのだ。

 

だから、その人の毒は空気振動を通じて言葉として周囲に伝わる場合もあれば、空気感染のように毒が伝わる場合もあるのだ。

 

言葉の毒というのはある種本当で、毒舌な人、いつも人の悪口ばかり言う人の空気を集めて、虫を入れると、普通にしている人の空気に比べて早く死んでいまうという研究もあるくらい、割りと有り得る話でもあるのだ。

 

推測だが、言葉の毒を吐き出している人は、ホルモンレベルで他人を魅了するホルモンとは逆の作用をもたらす、他人を不快にする物質を作り出してばらまいているのだと思う。

 

だから、なるべくそういう無自覚に他者に悪影響を与えている人には近寄らない、同じ場所にも居ないようにするというのが大事なのだ。

 

言葉のバリアは自分の精神障壁を用意する。

 

精神障壁とは即ち相手の言葉を聞いている時に、心の中でその言葉(特に相手の主張や言っている内容、悪口など)を反転させたり、否定して自分の中に受け取らないようにする事だ。

 

或いは、その人の言っている言葉に対して、毎回、それはこの人が勝手に思っている事だ、この人の個人の意見に過ぎない、自分に対して言っているかも知れないが自分はそうではないと自分の心の中で自分に向けて唱え続ける事だ。

 

無自覚に悪影響をばらまく人は錦の御旗が大好きなので、自分の意見は即ち世間様の意見であり、すべからく正しいと判断している場合が多い。

 

だがその実その人個人的な主張に過ぎなかったり、或いは一世代前の考え方で、今の時代にはそぐわない故にか、話し相手に同意を求めてくるような話し方をしてくる場合が多い。

 

その場合、表面上はうんうんと頷きながら話を聞いているふりをしつつ、心の中ではその言葉達を自分が誤って受け取ってしまわぬように、まいどまいど受け流しながら、自分にセルフトークし続けるのだ。

 

一種のカウンセラーがカウンセリングに来た人の精神的疾患に巻き込まれないようにする話術と似ているかも知れない。

 

そう、無自覚に周囲に悪影響をばらまく人というのは、一種の精神疾患に近いのかもしれない。

 

社会的な問題が表面上に出てきいないから、疾患として病院に行くことも無く、他者から責められることも無かったのかも知れないが、恐らくそういう人は意見の合わない他人との衝突がとても多かったと思われる。

 

社会的問題が表面上に出ないが、その実、周りの迷惑、いや、害をもたらしている人というのは一定数、どこかしらに居る。

 

それは自分の家族かも知れないし、会社の上司かも知れないし、何かのコミュニティのコミュニティクラッシャーだったり、或いはあなたの恋人かも知れない。

 

もし、そういう人に出会ったら、まずは、(この人は無自覚に他人に悪影響を与える人だと)認識し、次に距離を置く準備をし、最後にどうしても接触しなければならない場合は自分の中のセルフトークによって、その人の言葉をシャットアウトすることだ。