ルネッサンス情熱|僕の心は燃えまくりです!
こんにちは、最近、毎日更新が途絶えてしまっている今日此の頃。
少しだけちょっと時間をおいて、書ける時に書くスタイルでとにかく続けていけたらと思います。
さてさて、そんな中、今日はもうこれは声を大にして言いたいってことがあったので、声に出して読みあげたい日本語並に僕の中で出てきたことがありますので、書きます!!
最近、アイカツの枠ですかね?アニメの枠だったと思うんですが、ミスター味っ子のBlu-rayの宣伝がよく流れると思うんですよ。
そんでもって、その時にかかる曲が、「ルネッサンス情熱」、国吉わたるさんの名曲ですね。
んでもって、僕は個人的にはエンディングの「心のPhotograph」の方が好きで、よく聞いていたんですが、宣伝でこの曲がかかる度に、このサビが強烈に印象に残ってしまって、YouTubeでついつい聴き直してしまったんですね。
そしたら、この曲、めっちゃくちゃいい曲じゃないですか!!!
なんですか、この名曲!!!
もう素晴らしくて、素晴らしくて、その素晴らしさを伝えたいと思って、今日は書きます。
まず、歌詞がホント前向きで、聴いていると、素直にやる気が出てくるんですよね。
Aメロでは景色と心を繋いで、Bメロでネガティブにお別れをして、サビで一気に駆け抜けていく覚悟と情熱が吹き出します。
2番では、景色により具体的な色を添え、Bメロでは改めてマインドセットをし、そしてサビで再び一気に駆け出していく、この曲、構成としてはもっとサビを繰り返して聴かせて欲しいなんて思います。
3分と非常に短くて、もっとソロ入れたりとか、構成を凝って、アレンジも変えたりとかして象徴的なサビをもっともっと繰り返し飽きさせないで聴かせるアレンジで、繰り返しても良いんじゃないかなって思うくらいです。
メロディは、サビの最初のメロディが9thの綺麗なハーモニーになっていて、それが国吉さんの透明化なる声と、素直で前向きな歌詞とかブレンドされて、凄く綺麗な曲に仕上がっていると思います。
キーも原曲がCですから、アコギの弾き語りとかもし易いですよね。
レーミ、レレレミーに続くメロディでラシド、ラシド、ラシド、ラシドって繰り返します。
この時の「熱い意気を持っているさ」ってのが、その前の「深呼吸」に対する「息」と「意気」をかけた言葉になっているんですよね。
そして、ドードドドドシドレーの所は、もうまさにキーCのツーファイブに対して、ピタッとハマるようなメロディで、そこに「なんだってできる」って来たら、もう本当に何だって出来るような気になっちゃいます。
最後の、ミーミーレドーって解決していくメロディですが、実は、ミはG(ソシレ)に対して13th、テンションの音なんですね。
最初のレーミがC(ドミソ)に対して9thのテンションを使っているんですが、実はそれ以外のところではあまりテンション的なメロディってあまり使われていないんですね。
(経過音としては使われていますが、強拍で印象的には使われていないということです。)
なので、この曲は、最初のメロディと最後のメロディのモチーフにテンションを使うことで、テンションでサビ全体を挟み込んで、サンドイッチみたいな作り方がされている訳です。
それによって、サビの冒頭で、ちょっとお洒落で綺麗な雰囲気を何となく感じるわけです。
しかしながら、ずっとテンションだけを聴かせられると、子供達なんか特にそうですが、飽きてしまいます。
お洒落すぎるとか、綺麗すぎるみたいで、メロディが覚えにくくなってしまうからです。
ですが、この曲は、冒頭のみをテンションで注意をひきつけつつ、中では、非常に綺麗にコードトーンを中心に作られていて、ラシドの繰り返しでも分かるように、凄く覚えやすい形になっています。
そして、テンションで注意を引きつけて、覚えやすいコードトーンと繰り返しによる効果で、メロディを刷り込ませた後の最後に、またテンションを付けて、最初に想起させられたおしゃれ感を再び思い出させるみたいな、物凄く緻密で計算されたというか、洗練されたメロディメイクがされていると思いました。
つまり、入り口と出口が綺麗に装飾されていて、っで、でも、中は親しみがわくような内装みたいなイメージです。
そこに透明感ある歌声に前向きな歌詞が乗っかっていて、これは、もう、名曲と言わずしてナント言いましょうかみたいな訳です。
いやー久々にいいなぁって思いました。
コードも割りとシンプルなんですが、所々に隠し味というか、スパイスが効いているんですよね。
Bメロのサビに行く所のBbは恐らくはGmの転回形とも取れるかなって部分で、ドミナントにすぐに行かないで、ドミナントマイナーを経由させてからドミナントへ行くという、まあ、高等技術ですよ。
ボクシングで言う、コークスクリューみたいなもんですよ。ハートブレイクショットですよ。ホセ・メンドーサや伊達英二な訳です。
それをさらっと出すところとか、後はサビのさっき言っていた、ラシドの繰り返しの部分で、F#m7-5からFに行く所ですが、これは、ベースラインをクリシェさせて、コードを変化させているという、物凄くお洒落でかっこいい手法です。
F#m7-5とFでは、実はルート以外の構成音が全部一緒なのです。
F#m7-5は(ファ#ラドミ)、F(M7)は(ファラド(ミ))なので、一番下の音を半音進行(クリシェ)させて、残りの構成音はそのままにすると、コードの響きが変わり、同じメロディを繰り返している部分なのですが、コードが強烈に変化するので、メロディが単調に聞こえない訳です。
こんな風に、基本は分かりやすい、覚えやすいメロディとコードを使っていながら、要所要所で、高等テクニックをさらっと散りばめられているこの曲は、本当にかっこいいし、歌詞も歌声もホントに素晴らしいなぁって思ったので、今日はそれを書いてみました。
因みに、元々はエンディングテーマが好きだったのだけど、オープニングを改めて聴いてみたら、そっちも強烈に好きになったパターンがまだあるので、今度、それについても書いていこうと思います。
その前に、次回は国吉わたるさん繋がりで、心のPhotographを解説したいと思います。