サブカルアキバパパ

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色気と艶のある女の子のキャラの描き方~瞳偏~

 

線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法

線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法

 

 

別にシリーズって訳じゃないんですけど、昨日手塚治虫の描く女性キャラについて考えていたら、どうしてあんなにデフォルメされているのにも関わらず色っぽい雰囲気を出せるのだろう?って思ったんですね。

 

それで色々と今のキャラクターとかと見比べてみて気がついたことがあったので、今日はそれについて話していこうと思います。

 

まあ、簡単に結論から言うと瞳の楕円率ですよね。

 

アーモンド形に近ければ近いほど色気が出るというか大人びいた雰囲気が出て、丸、円に近いほど可愛さ、幼さが出てきます。

 

そして、細くなればなるほど、女性性が薄れていきます。

 

ですが、単にアーモンド寄りだからって色気がある訳ではないんですよね。

 

基本的にはこの原則に従って入るものの、まあ前出の三つ目がとおるの和登さんはどちらかというと円に近い楕円率なんですよ。

 

でも、手塚治虫の手にかかると、げに色っぽく描写されていく。

 

これってなんでだろうって考えたんです。

 

それで、ちょうどその疑問を思った時に歩いていたのが秋葉原だったので、沢山のポスターや看板に今の女性キャラたちが居ますから、それら全てをマジマジと見比べながら、あれはこうだ、これはこうだとかブツブツ言いながら歩いてたんです。

 

タダのおかしな人です。

 

そしたら気がついたんですね。

 

そう、色気のある描写は瞳の楕円率以外にもう一つあったんです。

 

それは、目頭の描き方なんです。

 

大抵の最近の可愛いキャラは目頭の線が少ないんですよ。

 

分かりやすい感じで言うと、アイカツ!プリキュアけいおん!とかってまあ色気要素が少ない女性キャラはみんな目頭の線が多くて3本、大体が2本です。

 

ですが、昔のラングリッサーとかちょっとお色気要素がある同級生などのイラストを見るとやっぱり目頭に線がふんだんに使われているんです。

 

(因みにリメイク版とか最近のラングリッサーは目頭の線が減りました。)

 

まあ、時代の描写の流行りとかもあるのかもですが、僕は単純に目頭の線が多くなるとその分だけ表情が豊かになるのだと思いました。

 

そして、その豊かになった分だけ、色気という表情が滲み出てくるのではないかなと考えたわけです。

 

そう思いついて、再び和登さんの瞳を見ると、やっぱり目頭の線が沢山ありました。

 

他にも火の鳥の鳥も何となく色っぽかったのも、目頭の線が多かった事が原因だったのだと今になって理解しました。

 

そう思って、実際の人の表情に着目して見たり考えたりしてみたんですけど、多分、表情がある時の顔って、目頭が緩むんだと思うんですよ。

 

よく目が笑ってない人っているじゃないですか。

 

あれって、きっと目尻を下げて口角を上げてはいるんですけど、目頭に変化がないから、笑って見えないんじゃないかと思うんです。

 

逆に、リラックスるすると人って目頭の筋肉が緩むんだと思うんですね。

 

なので、色気がある表情って、結局そういう雰囲気の時って緊張ではなくリラックスじゃないですか。

 

お互いに非常に近いプライベート空間。

 

なので、目頭の筋肉が緩むとそれだけ親近感がわき、より自分に近い存在に感じられるんじゃないかなって思ったんです。

 

それが色気の正体なんじゃないかなと。

 

この人は自分に対してリラックスしていてくれるって思うことが、何よりも嬉しいと感じる事が顔からでる色気なのかなと。

 

そんな風に目頭に注目して人の顔を見てみると、意外と誰が自分に対して心を許してくれているのかとか、そういうのが分かるかも知れませんね。

 

今日はそんなところです。