サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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YouTuberはサムネの釣りでナンボ

 

改訂 YouTube 成功の実践法則60

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さてさて、今日はいきなりの暴論を吐いてみようと思います。

 

それは、YouTuberの動画で有用な動画は少ないという事です。

 

勿論、無くは無いですが、多くは視聴者を煽ったり、サムネやタイトルで釣った動画が圧倒的に多いという事です。

 

そして、それらをエンターテイメントとして見ると言うよりは、実は視聴者側は彼らに洗脳されているという事です。

 

まず、まあ、テレビの洗脳よりユーチュバーの洗脳の方がライトではあると思うので、そんなに糾弾!って訳ではなく、こういう事を知っておくと良いんじゃないか?みたいなスタンスで書いています。

 

まず、毎日投稿って仕組みあるじゃないですか。

 

毎日投稿すると新着に乗るから、動画をより見てもらう為にすごく沢山の人がやっていることの一つです。

 

そして、容量無制限という仕組みと相まみえて、これによって、簡単に言うとゴミ動画が圧倒的に大量生産されているという事実です。

 

ゴミ動画というと弊害がありますので、内容が薄いその他雑多と同じような動画でしょうか。

 

もっと言うと、その動画のチャンネルのファン以外は喜ばない動画ですかね。

 

動画のファンにとっての有用な動画というのは、まあ、総数が多ければ有用にも思えそうですが、僕は基本的には役に立たない動画だと思っています。

 

勿論、役に立たない動画でも見ている動画は沢山あります。

 

理由は単純に面白いからです。

 

ですが、その面白さを享受するには、一種の洗脳をウケる必要があって、動画内で語られている一つのストーリーといか、関係性とか世界観をある程度知っている必要があるのですよ。

 

例えば、祭りの闇動画で有名になったヒカルさんという方はカルピンというユニットでアーティスト活動をしています。

 

その中で最もハネた歌が「金持ちYouTuber」という曲があります。

 

これは、動画で稼ぎまくったから、毎日お金をドブに捨てるような生活してもお金が余るみたいな事を言ったり、サビでベンツを連呼して、動画に使えば経費になるのさ!とかなり煽った内容の歌詞の歌なのですが、それだけでもとてもおもしろい楽曲となっていますが、この歌が最大にバズった要因は、この曲を作った方の背景にあると僕は思います。

 

この曲の作曲はウタエルさんという方で、元々は自身で歌のチャンネルを持っていたのですが、中々伸び悩み、物申す系で今では割とネットのご意見番的な存在となったシバターさんが企画としてプロデュースする人を募った際に、ウタエルさんはシバターさんにプロデュースをお願いしたのです。

 

シバターさんの出した条件は非常に厳しいもので、本気でYouTuberで成功してやろうと思っている人以外は中々クリアしにくいだろうなという内容でしたが、ウタエルんさんはそれをクリアし、そして、見事に替え歌ディスり歌で見事にポジションを獲得されました。

 

シバターさんと仲の良いヒカルさんはシバターさんを通してウタエルさんに楽曲制作の依頼をしたのですが、その前に実はシバターさんとヒカルさんとの中で、シバターさんが土下座してヒカルさんとラファエルさんにベンツを買ってもらうという動画があります。

 

これは、本来は、ヒカルさんとラファエルさんがシバターさんに仕掛けたドッキリ企画で、車を見学しに来ただけのはずが、買わなきゃいけない的な流れにしちゃおうみたいな企画だったのですが、途中で雰囲気が変わり、ヒカルさんがラファエルさんを説得して、二人で折半でシバターさんへベンツを買ってあげるという動画になったのです。

 

「ヒカル、シバター、ベンツ」とかで調べると多分出てくると思いますので、気になる方はどうそ!

 

話は楽曲制作に戻って、ウタエルさんは基本シバターさんにプロデュースをしてもらっているので、歌詞に関する事はシバターさんがかなり入っているみたいです。

 

なので、金持ちユーチューバのベンツ連呼のところは、視聴者もウタエル・シバターペアが作った曲と分かっている前提で聞くと、或いは、動画にモロにラファエルさんとシバターさんがフィーチャーされてますので、その流れを知っている視聴者はサビでみんな大爆笑する訳です。

 

ベンツ=シバターがヒカルとラファエルにもらった車

 

という構図を知っているからです。

 

その上での、動画に使えば経費になるのさ!ってオチで、更に視聴者を沸かせます。

 

なので、多分ですが、この歌を、ヒカルやシバターを知らない誰かに紹介する時、必ずベンツを買ってもらった件を話してからのこの曲を紹介するんじゃないかと思うんですよね。

 

なので、恐らくですが曲の発表からベンツ動画の再生回数も更に跳ね上がったと思います。

 

こんな風に、この世界観や背景を知っているからこそより楽しめる構図になっているのが、YouTuberの動画の仕組みの根幹だと僕は思います。

 

なので、そのYouTuberのファンじゃ無い人からすると、きっと興味のないつまらない動画なんですけど、ファンの人からしたら、すごく価値のある動画になっているんですね。

 

一方で、それを知りたいと思う人や困っている人に向けて作られている動画もあります。

 

これは、どちらかというと、ファンを取り込んで楽しませるというのではなく、ある専門的な知識を公開することで、それを知りたい人や困っている人の問題を解決するという動画ですね。

 

なので、その情報を知りたいと思って検索してその動画を見た人は、きっと知りたい情報を得られたと思います。

 

ですが、今はサムネとタイトルで釣る動画で溢れています。

 

なので、殆どが有益そうな情報と見せかけた実は再生回数と再生時間を稼ぐための動画である場合も少なくありません。

 

僕自身オリジナルコンテンツである必要は別に無いとも思いますが、あまりにも流用と時間稼ぎと釣りタイトルが過ぎる動画は、ユーザービリティの観点からして、本当に情報を知りたい時はすごく邪魔だなって思ったりします。

 

ですが、そういったゴミ動画もあるからこそ、有用な動画も出てくるというのも事実ではあると思うのです。

 

つまり、ゴミ動画が沢山あると、動画をアップすることに対するハードルってすごく下がるじゃないですか。

 

あ、この程度なら自分もアップ出来るかも!って。

 

そうなると、有益な情報を持った人が、動画を作って世の中に公開する確率は格段に上がる訳ですよ。

 

つまり、裾野が広ければ、その分だけ質も高まっていくという訳です。

 

後は、視聴者側のリテラシに依存しますが、コンテンツの場としてはすごく成熟してきますね。

 

今は広告もテレビを超えて動画に行っている状況になっているので、動画がより沢山作られてい行く流れはより加速していくと思います。

 

そんな中で、少しでも自分にとって有用に時間を使えるようにするためには、動画が作られている背景とかを理解した上で、釣りタイトルに釣られないで、欲しい情報にアクセス出来るリテラシーを付けていけたらと思います。

 

今日はそんなところです。

 

動画2.0 VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)

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