子供が親に本音を言わなくなる時期
最近、子育てをしていて思ったのが、まあ、いわゆる子供達がそれぞれに本音を中々口にしなくなったなって事です。
幼児や小学生を上がりたての頃は、まだ何をしたい、どうして欲しいって言っていましたが、彼らも徐々に年を経てそれぞれに学習してくんですよね。
「パパはこういう事はダメだと言う確率が高いから言うのをやめよう。」
とか、
「これを言ったら絶対に怒られるから、言わないようにしておこう」
みたいな知恵が働き始めてくる訳です。
でも、親としてはそんな子供達が何を望んで、どうして欲しいのかを見抜いておく必要はある程度あると思います。
そこで、気が付いたのですが、機械学習じゃ無いですけど、彼らが普段口にしているキーワードに注目したんです。
そう、例えば、何をしたいとか別に言うでもないけど、彼らの会話の中からどんな言葉を使っているのか?どういうキーワードがあるのか?を意図的に拾うようにしました。
そうしたら、カテゴリとして以下のように分類されました。
カテゴリ1:家庭内で自分が使っている言葉や自分が直接教えた言葉
カテゴリ2:家庭内で自分が使っていたり自分が知っているけど直接教えた記憶がない言葉
カテゴリ3:家庭内では自分はあまり使わないけど、自分が知っている言葉
カテゴリ4:家庭内で自分は使わないし、知らない言葉
ここでの自分は、親を想定しています。
そして、注目するのかカテゴリ3です。
そう、学校やお友達からの情報で彼らが知った言葉やキーワードに着目しようと思いました。
それは、恐らくなのですが、子供達は友達や学校で知った情報だと思うのですが、それらを口にしているということは、少なからず、興味があるということだと思うんですね。
例えば、映画のタイトルだったり、例えばテーマパークの名前だったり、例えば、イベントやアクティビティだったり。
で、そういう事を言葉にするのは、きっとそこまでまあ、もしかしたらやりたいとは思ってないかもですが、思っていたとしても、親に拒否されるのが嫌でやりたい、興味があるって中々言い出せない事なのかなって思ったんです。
なので、自分が知っているけど、家庭内で出さなかった言葉は、子供達が潜在的にも知りたい、やってみたい、興味がある事柄なのだろうと思ったんですね。
なので、子供達に何がしたいのかとか、どうしたいのか?って直接聞く時期から、子供達の言葉の節々から、彼らの望むことをそれとなく親が予知していく時期に移っていったのかなって思いました。
そう考えると、昔はまあ、大変さもありましたが、与える選択肢は聞けば出てきたので、楽だと言えば、楽だったのかも知れませんよね。
ですが、物理的に色々と手が掛からなくなってきた反面、今度は精神的により考えたり工夫していかないと行けなくなって来たのだなとも思います。
また、徐々に手が離れるにしても、子供達は親と直接触れ合うことが、その後の彼らの育成、精神の構築にとっても影響されると言いますので、自主性と孤独を分離して考えないといけないなって思いました。
つまり、孤独感を与えないようにしながら、自主性を育んでいく必要がなるなと。
顔を見て、言葉を聞いて、触れ合って、そういう風に一つ一つ丁寧に彼らと接していく事が、きっと彼らの心を育てていくのかも知れないなぁと思って、改めて、今度、彼らが口にしている言葉を拾って行動してみようと思いました。
そうそう、最近は自分が好きな物を、子供達と共有しています。
アニメだったり、ゲームだったり、漫画だったり、イベントだったり、そういうのを一つ一つ一緒に経験していくと、共通言語が増えていきます。
そうすると会話の幅が広がるので、もし、口下手なお父さんで子供とのコミュニケーションに困っている方がいましたら、ぜひ、ご自身が好きだと思うもので、子供にも理解出来そうかな?って思える物を一緒に共有してみて下さい。
きっと他の子ならいざ知らず、あなたのお子さんですから、あなたが好きな物は、きっと好きになってくれると思います。
また、お父さんが好きなものに向かっている姿を子供が見ることで、子供は学べることが沢山あると思います。
まあ、でも、一緒に共有しようとして、失敗する事も多々あると思いますが、その辺はめげずに、自分の中の色んな「好き」を探して、子供に見せてあげてみて下さい。
きっとその中のなにかしら一つは、「好き」になってくれると思います。
そして、同じ「好き」を共有している同士は、共通言語が生まれますので、自然と会話も広がっていくと思います。
今日はそんなところです。