サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


スポンサードリンク

里見八犬伝を読んでいると、色々な理不尽に対して自分の中の鉾を収められる

引き続き八犬伝読んでます。まだまだ序盤の序盤ですが、読めば読むほどに学び取ることが多いです。

 

ゲームはまるで関係ないですが、もう終盤です。音楽はマジ最高です。

 

八犬伝を読んでいると、何となくなのですが、勧善懲悪的に書かれている割に、ちゃんと悪人には悪人なりの理屈があるんですよね。

 

それを屁理屈と行ってしまえば、全ては屁理屈とも言えますから、勝てば官軍というか、何が道理で、何が外道かというのは中々判断が難しいとも言えます。

 

ですが、とにかく八犬伝って、ちゃんと悪人も善人も等しく口上を垂れるんですよ。

 

これが、まるで裁判所でこっちの言い分はこうだ!でもあっちの言い分はこうだ!!みたいに言い合っているみたいで、なんとも読んでいる読者としては、善人側の意見が最もだと頷けるのですが、それにしても悪人側の口上にしても、よくもまあここまで開き直って言えたものだと関心してしまいます。

 

まあ、悪人というよりは、自分の益に正直と言った方がいいですかね。

 

義、礼節などよりも自分の懐中や名声、処罰、報奨に対して正直に生きている者と、そうではなく、自らを天命に預けて行動している者って感じですね。

 

で、自らを天命に任せている人はいい人ではあるのですが、あるとことでは短命でもあり、逆に自分に正直な人の方が、最終的な運命は別に、割と長生きなんですよね。

 

もちろん、信乃や道節などの八犬士は皆生きながらえますが、他の彼らに関わる人々がなんとも無念だったりする訳で、それがまた八犬伝を盛り上げる要素でもあるんでしょうね。

 

悪人側の口上を見ていると、確かに彼らの身の上、立場に立って考えたら、その様に考えてしまうのもまあ、それもまた人間らしいと言えば人間らしいんですよね。

 

それがすごく物語なのに、本当の出来事のようで、本当の出来事のようだと思えば、本当の出来事で起こった事と照らし合わせてみると、いと不思議と実際に起った出来事がまるで八犬伝の登場人物の様に、彼らは彼らの口上が聞こえてくるようなのです。

 

そして、その口上を聞けばまあ、身の上に降り掛かった出来事にも、理不尽と思われる事であっても、一つの物語の中の出来事だとも思えるようになり、また、浜路が言うのですが、こういった自分の見に覚えのない不幸も、きっと前世においての因縁が降り掛かってきているのでしょうと言うのですが、そう考えることで、自分を悲観すること無く、運命として受け入れる覚悟を持っているんですよね。

 

そんな風に、登場人物の一つ一つから、今の自分自身にとって学び取れることが沢山あって、ついついドンドンと読みふけってしまうのです。

 

ところが、読みふけっているにも関わらず、ふと我に返ると、本のページは全然進んでいないとうからこれまた不思議です。

 

これからまたどんな物語があるか分かりませんが、まず間違いなく読めば読んだほどに面白い展開が待っているのは間違いないでしょう。

 

そして、話が進むに従い、自分が気が付くこと、考えさせられること、学ぶことも多くなるのだろうと確信を持っています。

 

べた褒めですが、とにかくこの本は面白いです。

 

NHK大河ドラマで絶対にやって欲しいって昔思っていましたが、読んでみて、改めてこれは絶対にもっと世に知られるべきだと思いました。

 

今、中田敦彦、あっちゃんのエクストリーム偉人伝とか歴史の話で古事記をやっていますが、是非ともこの江戸中を何十年間も魅了しまくった日本最初の職業小説家、曲亭馬琴の物語を特集して欲しいとも思います。

 

ラファエルさんとのまさかのコラボ、面白かったです。

 

最近は後ろの背景がすごくかっこよくなっているのは、オンデーズの田中さんのご出資の結果でしょうか?100万人登録おめでとうございます。

 

最初の公園かどこかで撮っていた頃から見てたので、その頃に比べたら、今の飛ぶ鳥を落とす勢いの動画がすごいなぁと思って見ています。

 

たまに、再生回数関係なく、ああいう公園でラフに編集も何もないで何かについて適当に話す動画とかもあったら気楽に見れるなぁとか思いました。

 

そう、動画があまりにも気合が入っているので、時間もそうですし、見る方もどこか気合を入れて見ようとかしてしまうんですよね、勝手になんですけど。。。

 

なので、最近ホリエモンチャンネルでほぼ編集なしの短い尺でだだーってiPhoneに向かって喋っているだけのDaigoスタイルの動画も見てみたいなって思ってます。

 

と、なぜか八犬伝の話からユーチューブの話になってしまいましたね。

 

今日はそんなところです。

 

現代語訳 南総里見八犬伝 上 (河出文庫)

現代語訳 南総里見八犬伝 上 (河出文庫)

 

 

 

現代語訳 南総里見八犬伝 下 (河出文庫)

現代語訳 南総里見八犬伝 下 (河出文庫)

 

 

 

全訳南総里見八犬傳

全訳南総里見八犬傳

 

 

 

南総里見八犬伝 全4巻

南総里見八犬伝 全4巻