SNK作ファミコン版FC里見八犬伝のゲームバランスについて
ようやっと最近、里見八犬伝クリア出来そうです。
ちょろっと裏技も使っちゃいました。
で、巷に出ている裏技の詳細と実際にやってみた感じが違ったので、それについて語りたいのと、終盤に来てのこのゲームのゲームバランスが割と秀逸な感じがしたので、それについて話していきたいと思います。
さてさて、最初にこのゲームの裏技で、序盤にいきなり最終ダンジョンに行けてしまい、最後に手に入るであろう主人公の最強装備が手に入ってしまうという裏技です。
手順は、対馬の廃城(初めての城ダンジョン)まで行き、3歩ほど進んだ所でセレクトボタンを連打しながら来た道を戻ると、なんと城の外に出られるんですね。
そして、面白いことに、このゲームは全ての城ダンジョンが同一マップ上に作られていたんですね。
そして、出たダンジョンから2つほど下にあるダンジョンが最終ダンジョンになっていて、そこで最強装備がでに入るというモノです。
ですが、この裏技、いくつか書いてあったサイトを見ると、若干説明不足な点がありまして、それを知らずに失敗すると詰んでしまう人もいるなぁと思って、ちょっと補足をして行こうと思います。
まず、この裏技の説明の大方は、
「対馬のダンジョンから3歩入って同じ手順で3歩セレクトボタンを連打ながら戻ると城の外に出られて、最終ダンジョンに入れるようになる。そして、そこでは敵が出てこないので自由に散策し放題で、最強装備を手に入れることが出来る。」
っとまあ、大体がこんな感じですね。
キーワードは対馬、3歩、セレクト連打って感じで、上記の説明文ですらかなり丁寧な感じです。
ですが、実際には他にも手順が必要です。
まず、城の外に出るまではいいですが、その後、最終ダンジョンに入れると書いてありますが、これを見て普通にやった人は、多分ですが手短にあった他の城に行くと思います。
ですが、対馬の城の隣や下の城は最終ダンジョンではありません。
なので、城の外に出てから最終ダンジョンを探す必要があるのです。
答えは既に補足して先に行ってしまいましたが、対馬の城の2つ下の城になります。
そして、この次です。
目的地は見つけた、それではいざ入ろう!とすると、いきなり外に出されてしまいます。
そして、再び中に入ると、そこは猛者どもがひしめき合う最終ダンジョン、めちゃめちゃ強い敵に遭遇します。
間違ってダンジョンから出て外の敵と戦っても同じく最終フィールドなので、めちゃめちゃ強い敵に遭遇します。
序盤でこの裏技をしようとした場合、まず間違いなく死にます。
なので、実はこの裏技、もうひと手間必要でして、最終ダンジョンの城に入る時もセレクトボタンを連打しながら入る必要があるのです。
そして、情報通り敵が居ない中を散策しようとしたら、いきなりエンカウント!(ステーキじゃないよ)
びっくりしますが、そこはなんと出てくる敵は対馬に出てくる敵と同じレベルです。
僕は物語後半にこれをやったので、まあ、難無く進めましたが、同じく序盤にこれをやった人は、対馬の城も結構アイテム目一杯をに使ってギリギリ攻略するような感じのバランスだったので、最終ダンジョンは更に長い構造ですから、序盤でこれをやるにはかなり無理があるのかなと思いました。
ですが、ふと思いついたのが、淡路の城がエンカウント無いんですよ。
だから、この裏技で敵と遭遇しないでやれた人ってのは、一旦対馬の城から淡路の城に行き、そして、また出入りしてからセレクト連打で外に出て、最後の城に侵入したのではないかと予測します。
実際に試してやってないので、未確定情報ですが、後でやってみて出来たら、補足します。
なので、今の所正しい情報としては、里見八犬伝の裏技で最強装備取れる方法は、
「対馬の廃城に3歩入ってからセレクトを連打しながら、3歩下がって城の外に出る。」
「対馬の2つ下の城が最終ダンジョンなので、そこに入る時もセレクトボタンを連打して入る。」
「散策は出来るが、対馬と同じレベルの敵が出る。」
という形になります。
次に、ゲームバランスについてなのですが、このゲームは割と初代ドラクエをベースにドラクエII的なバランスなのかなって感じです。
具体的には、基本的にアイテム依存、アイテムなしで洞窟をクリアするのはレベルを2周りから3周り上げて挑まないと難しい仕様になっているのです。
そして、アイテム依存なので、アイテム欄に無駄な持ち物を持たないってのが重要になってきて、どの回復アイテムを積むか、どくけしやごふ(呪い解除)などを何個ずつ持つかみたいなバランス感覚が求められます。
そして、アイテム依存を意識されてか、敵からのアイテムドロップ率が、ドラクエの比ではありません。
基本、良心ポイントに比例して落としてくれるようですが、普通に良心を意図的に下げなければ、敵からのアイテムドロップ率もそれなりに落としてくれる仕様で、洞窟に行ってアイテムを使って行っても、敵からの補充でどうにかしのげるパターンも多いです。
ですが、敵からのドロップは確立依存なので、確実ではないんですよね。
そんなところがこの里見八犬伝のゲーム性を面白くする要素なのかなとも思います。
アイテムの選定、っして、どのタイミングで使うか?
MPを温存してアイテムを使うのか、HP減る機会を事前になくすために、積極的にMPを使って術を使っていくのかなど、戦法をどう組み立てるかによってアイテムの使い方が変わってきます。
最初はこの感じがつかめなくて、アイテムの回復量が微妙だなとか、術での回復量が足りないなぁって思ってたのですが、アイテムを使うことを前提として、ギリギリで突っ込んで、現地でのドロップをある程度、頭に入れて特攻していくと、結構ギリギリなラインでの攻防とハラハラな冒険を楽しめます。
そして、救済措置としても、レベルを適正値よりも2~3上げて挑めば、そこまで無理をしなくても攻略出来るという感じになっているので、里見八犬伝は、ゲームバランスとしては非常に優れたバランスなのではないかと思うんです。
ですが、ドラクエの後期感覚で、アイテムを使わないで魔法で回復するのみで突っ込む感覚だと、MPも直ぐに尽きてしまい、突破できなくなります。
結果レベルを上げて、楽勝に近い形でクリアという風なルートをたどることになるので、大味なゲームバランスという評価にもなりがちですが、アイテムを使うという事を考慮して、戦略を組み立てていけば、このゲームのバランスの良さがものすごく味わえます。
初期のドラクエでは薬草がめちゃめちゃ使いましたよね。
後半はベホイミの回復量を上回るアイテムが無いため、MP依存になっていきますが、エリクサーやHP完全回復とかMP完全回復なアイテムがあったら、もう少し戦略も変わってきたと思います。
なので、FFVを薬師を組み込んで戦うとかFFIIIで賢者使わない的な王道を外したやり込みを経験している人は、割とこのアイテム重視な戦略の組み立てに早い段階で気がつけると思います。
そして、このゲームは後半になるとお金がカンストしていくので、呪いアイテムを取っておいて、後で売るという選択肢が段々と無くなっていきます。
また、ドロップ率が高いという事は、後半になると強い武器防具も落としてくれるのですが、後半はあんなに一生懸命中盤で粘って取ったアイテムとかが、捨てるほど拾えるようになります。
このあたりは、もう少し中盤にアイテムを落とす感じにして欲しかったなあなんて思いますが、まあ、でも最後の方なので、仕方なしと受け取って、最後まで進めていこうと思います。
他の記事でも書いてありますが、伏姫のグラフィックはかなり頑張っています。
発売当時に見れていたら、きっと心奪われていたことでしょう。
なんて言いながらも、今日はそんなところです。