サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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キーボーディストがソロの時にカメラに写ってない3つの理由、ライブ映像とかで、キーボードソロの時のカメラマンのどこ移してるの感について

バンドのライブ映像ってあるじゃないですか。

 

迫力のある映像、ライブ感あふれる雰囲気、そういった全部は、カメラマンが選んだ映像と編集マンが選んだカット割が為せる技だと思うんですね。

 

4人組バンドの場合。

 

まあ、普通に歌の時はボーカルをメインに、時々ドラムがカッコいいおかずを叩く時とかは写したり、ギターやベースも程度に写すといいですね。

 

そして、ソロになったら、ギターにメインフォーカスを当てて、歌が入る時にちゃんとボーカルに戻る。

 

うん、完璧です。

 

ではでは、これが、ちょっと違う編成だった場合。

 

T-SQUAREカシオペアの演奏だったとしましょう。

 

普通に曲を演奏シている時は問題ないですね。

 

T-SQUAREの曲はEWI奏者を、カシオペアの曲の時はギタリストを写せばまあ、大体大丈夫です。

 

ところが、ソロ合戦になると、具合が違います。

 

まず、ギターがソロを取る場合。

 

まあ、何となく分かりますね、ギターっぽいなって音で、ギタリストのどちらかを見て、明らかに弾いているっぽい方にカメラを写します。

 

ではではEWIソロの場合。

 

ま、こっちも堂々とソロ吹いているよってなってますから、音色も何となくそれっぽいので、分かりやすいかもです。

 

それでは、キーボードソロの場合。

 

ん?

 

今誰やってんの?

 

ギタリスト、あれ?なんか弾いてるっぽいけど弾いてないっぽい。

 

じゃあEWIは?んー、明らかに楽器から口が離れている。

 

えー、じゃー誰よ?

 

みたいな感じで明らかにカメラマンさんがキーボード奏者を見失ってました。

 

また、別のバンドで、バンドとオーケストラが一緒になった編成で、リード楽器がエレキギターとバイオリンだった時なんですが、この時もバイオリン、エレキギター、キーボードってソロを回した時、キーボードソロの時だけ、なぜかカメラさん見失っているんですよ。

 

んで、キーボードソロが終わってから、各楽器にフォーカスを回している時にやっとこさ、キーボードが映る。

 

でも、見ているこっちとしては、いやいやいや、キーボードさん写すの遅いよ!!

 

今じゃなくて、さっきのソロの時写したって!!!ってついつい映像に対して突っ込んでしまいます。

 

でね、なんでかなって思ったんですよ。

 

キーボード奏者、ソロの時カメラに映らない件

 

まず、先にオケとバンド編成の時ですが、多分、カメラさんはキーボードの音色を、バイオリンがエフェクター使った音と勘違いしたんじゃないかなと。

 

そして、次に、何か違ったっぽいぞって時に今度はギターがギターシンセみたいな音を出したんじゃねって勘違いしたんだろうなと。

 

次に、T-SQUAREカシオペアですが、これは単純にソロを演奏する人が多すぎるからまあ、そりゃ分からなくなりますよね。

 

更に、彼らは短いスパンで回しますから、こういう時は引きで全体を撮って、とりあえず無難に収めるのが一番です。

 

でね、もう一つ、なんでキーボーディストってソロが分かり難いかって言うと、実は3つ理由があると思うんです。

 

まずは、音色です。

 

そう、例えば、ギターソロって言うと、まあ大体の人が何となく想像付きますよね?

 

あの、ギュイーンみたいなギャンギャンした音とか、とにかく目立つ音だなぁと。

 

次に、EWIとかバイオリンとか。

 

これは、メロディを演奏している時の音と一緒ですから、ソロ(単音)楽器の人達はあまり音色をパート毎に変えたりとかはしない人が多いので、これも音色を見失う人が少ないです。

 

ところが、キーボードソロってどうですか?

 

ぱっと聞いて、音色が真っ先にあの音色!!!って浮かびます?

 

人によってはピアノの音色でソロを弾く人もいれば、シンセで弾く人もいれば、生楽器っぽい音で演る人もいます。

 

また、シンセの音色の場合、大方大半の人はEWIと区別が付きません。

 

KORGのトライトンのxx番の音色とYAMAHAのMOTIFのxxx番の音色、似ているけどちょっと違うよね」とかって言える人は別ですが、EWIは元々シンセサイザーの音をウインドコントロールによって演奏しているものなので、ウインドシンセ独特の奏法や音色がよっぽど強調されない限り、中々EWIなのかキーボードなんか分かり難いです。

 

もう一つはイメージの問題です。

 

そう、キーボード奏者って、言うほど前に出るイメージ無いんですよ。

 

世間では。

 

ですが、実はキーボード奏者って、前に出たがりでは無いかも知れませんが、どの楽器奏者達よりもソロが弾ける率が高いんですよ。

 

例えば、ギター人口だと、コード弾けるけどソロ弾けないって人、結構います。

 

ってか、半分以上はそうじゃ無いですかね。

 

プロの中でも、コードはやるけど、ソロはやらねぇって人結構いると思いますよ。

 

でも、キーボーディストって、なぜか皆さんコード弾けると、ソロまで弾けちゃうんですよ。

 

ピアニストは別枠ですよ。

 

クラシック出身のピアニスト系はギタリストと同じく、曲は弾くけど、ソロはやらねぇって人も珍しくないです。

 

逆に、ジャズ系のピアニストは、まあ、バリバリですよね。

 

キーボーディストって言うと、大体はバックで伴奏を黙々とやっている感じだったり、イメージ皆下向いて黙々と演奏している感じが多いと思います。

 

バンドメンバーを見ながら、笑いながら汗を撒き散らして、タンクトップにバンダナ巻いて演奏しているイメージは間違いなく無いです。

 

あ、そうそう、そうです。

 

キーボードと言えば、小室哲哉さん、小室哲哉さんといえばキーボードってものすごく根強いイメージあると思うんですけど、そのキーボーディストの小室さんは、どちらかというとソロを弾きまくるプレイヤー気質というよりは、音を重ねていく作曲家、アレンジャー気質の方が強いじゃないですか。

 

なので、TMNやグローブの時も、キーボードをゴリゴリに弾きまくるイメージが無いんですよね。

 

弾ける弾けないとかの問題ではなく、単にソロをバリバリに弾いているイメージが無いってだけです。

 

なので、キーボードでソロを弾きまくるってイメージが日本人にはあまり少ないんじゃないかなって思うのです。

 

 

3つ目は立ち位置です。

 

ギタリストの様に歩き回れないので、ソロを演奏している時も、伴奏を演奏している時も、同じ場所じゃないですか。

 

ソロの時だけ、キーボードスタンドにキャスター付いていて、前に出てくるとかそういう分かりやすい演出って小室哲哉でもしなかったじゃないですか。

 

キーボードソロ、カッコいいんですけどね。

 

海外でも、せいぜいがジョーダンルーデスさんが唯一突出してやってますけど、ギタリストに割って入る位のキーボードソロって中々ないような気がします。

 

そう、キーボードってか、ジャズ系のピアニストになっちゃうんですよね、ソロの鍵盤奏者っていうと。

 

だから、ピアノソロってのはあるかもですが、キーボードソロってのが少ないんだと思います。

 

最後にちょっと先に話にも出ましたが、キーボードソロってこれと言った音色がまあ、イメージにないんですよね。

 

なので、どうしても、ぱっと聴いただけだと、誰が弾いているのか分からない。

 

エフェクトかけたギターなのか、ウインドシンセなのか、それとも別のソロ楽器なのか?

 

みたいに、消去法で行けば辿り着けそうなのですが、そう、その前に言った、キーボーディストにはソロを弾くイメージが無いので、消去法で行っても、その先に候補にすら上がってこないんですよ。

 

でも不思議なんですよね。

 

ローズやウーリッツァなどのエレピとか、一斉を風靡したFMシンセ・DX7とか結構、時代を沸かせている楽器もあると思うんですけど、それと共にギターヒーローみたいなキーボードヒーローみたいな人ってあんまり少ないんですよね。

 

ギターって、エレキギターもアコースティック(フォークもクラシックも含め)ギターもどっちにも魅力があって、それぞれに奏者がプロ・アマ沢山いますよね。

 

でも、鍵盤って、多分ですけど、ピアノとキーボード・シンセだと、圧倒的にピアノ奏者の方がプロ・アマ含めて多いんです。

 

なので、結局、キーボードで一流の人って、ピアノでも一流だったりで、キーボーディストってよりはピアニストなんですよね、きっと。

 

だから、キーボードソロってイメージよりは、ピアノソロってイメージの方が強いのかなとか思っちゃったりもします。

 

逆に言うと、それだけ、ピアノって楽器が完成された楽器で、ギターの場合は、アコースティックなギターに比べてエレキはアンプと一緒にエレキギターという感じなので、音量に関してはアコースティックギターを凌駕することは出来ました。

 

でも、キーボードの場合、そもそものピアノは音量がオーケストラにも負けない位の音量を誇っていますから、音量でのアドバンテージはありません。

 

そして、キーボードはキーボード単体としての進化はありましたが、キーボードアンプとしてはそんなに広がりはありませんでした。

 

なぜなら、キーボードは独特な音の増幅方法はいらなく、PA直結でPAスピーカーから音が出ればそれでオリジナルな音が出せるからです。

 

この辺の事も、キーボードがいまいち伸び悩んだところでもあるのかなとも思います。

 

結局出音がPA任せになってしまうので、ソロの音量をもうちょっと聴かせたくても、キーボード側の音量をマックスにしても、PAなってしまう側で抑えられてしまっては、どうにもなりません。

 

また、音色にしてもギターはディストーションサウンドやクランチサウンドなどアコースティックなギターの音色とは別の価値を手に入れてきました。

 

ですが、シンセサウンドはどちらかというとピコピコ音みたいな感じで、なんと言うか、YMOとかそりゃ世界に注目されましたけど、でもどこかピアノと比較したらピアノの方がいい音色だよねみたいな雰囲気が拭えない気がするんです。

 

ギターは、アコースティックの綺麗な音もいいですし、エレキのクリーンもディストーションもどちらも音色としては世間的に認められていて、誰もエレキギターを電子楽器って言わないと思うんですよね。

 

寧ろ、ギターの場合はエレキの方がイメージあるかなと。

 

まあ、話がそれましたが、今言った、3つの理由、音色、イメージ、演奏中の立ち位置の理由で、キーボードのソロって映像に残りにくいよねって話でした。

 

今日はそんなところです。

 

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