サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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ピアノの講師さんの月給ってすごく薄給だったって事実

あの、最近知ったのですが、子供の習い事で多分5本指に入るってか、もしかしたら地域によってはトップ3に入ると思うのですが、ピアノって習い事であるじゃないですか。

 

カワイとかヤマハとか大手の音楽教室もそうですけど、個人の音楽教室から中堅の地域に密着した音楽教室ってありますよね。

 

んで、今まで結構、不思議に思っていたんですが、ピアノの講師の方って毎日詰めてる訳じゃ無いんですよ。

 

んで、週に何日か、人によっては3日とか4日とかそんな感じで5日間全部詰めている人っていないんですね。

 

でも、まあ、生活するにはお金が必要じゃないですか。

 

なので、ピアノの講師の方って、教室に詰めている日数は少ないけど、裏で何かしていていて、ちゃんと20万円くらいもらっているのかな?もしかしたら、みんな綺麗なお洋服着ているし、普通の正社員の人よりも労働時間は少ないけど、お金は多くもらっているのかも知れないって思ったんです。

 

実際に音大出るのってとっても大変じゃないですか?

 

お金もかかりますし、練習時間も相当費やしますし、なので、そこまで努力してきた人たちは、やっぱり社会に出たらその努力が報われるように、普通に大学でたボンボンよりも全然いい待遇になるのかなって思ってたんです。

 

でも、なんかでググってたら、大手のピアノ講師だけど、ゼロどころか、むしろマイナスだみたいな板を見たんですね。

 

んで、色々と調べてみたんですけど、どうもピアノに限らず音楽の講師さんの手取りって、かなり低いみたいだってのが分かったんです。

 

どのくらいかと言うと、生徒さんが一人まあ、大体月1万円だとして、30分の枠が14時~20時くらいまであったとして、12コマ、1日12コマで週3~4日で36~48コマですね。そうすると、1万円×36コマで36万ですが、まあ稼働率は大体7割8割だとして、25コマとして25万円ですよね。

 

でも、音楽教室の取り分があって、これまた調べてみたら酷くて、音楽教室って大手ま勿論ですが、中堅ところとか小さいところでも、自身が経営者で無い限り、6割~7割ぶんどるみたいなんですね。

 

つまり、30人以上生徒さんが付いている人気講師だとしても、手取りは10万いくかどうか、下手したら、他の経費とか、マイナスポイント的なペナルティとかで10万円を切っていしまう場合もあるそうです。

 

また、30人以上付くのは人気講師ですから、そうでない人は10万以上いくのが結構厳しい世界みたいなんですね。

 

更に、発表会とかイベントとかあっても、結局それに出たからといってお金が発生するわけでもなく、つまりはサービス残業的な感じですね、だからといって非協力的だと、今度は取り分にマイナスが発生して、結局出ざるを得ないみたいな袋小路みたいです。

 

後は、研修とか、講師発表とか、何某かで時間を使わないといけなかったり、(これまた同じくサボったら取り分マイナスなサービス残業ですね。)そして、時間を所属している会社のために使っているにも関わらず、もらえるお金は雀の涙みたいな。

 

まあ、週3とか4だから仕方がないと言われればそうかもですが、それでも、折角、専門的な技術を音大という非常に優れた場で身につけてきた人たちが、その技能を活かしてやっているのって、普通のアルバイトと比べると、同じって訳じゃないと思うんですね。

 

でも、まあ、経済って結局は需要と供給の法則で値段が決まりますよね。

 

そう考えると、結局、音楽講師って需要と供給のバランス的には過多になってきてしまっているんでしょうね。

 

後は、なんでこんな給料状況になってしまっているのかと言う背景ですが、多分、音大に行ける人って、お家が相当恵まれていると思うんですよ。

 

だって、グランドピアノが自由に弾ける環境がまあ、大体少なくとも必要だったりするじゃないですか。

 

ピアノでなければ、その楽器が自由に演奏出来る環境ですよ。

 

都会に住んでいる人であれば、なおさら普通の中流家庭だと中々無理がありますよね。

 

なので、音大に行っている=割と裕福な家庭、という図式が成り立つと思います。

 

そうすると、裕福な家庭で育った方って、多分、本気で働かなくても、親御さん達からお金もらえて大人になってもそのまま暮らせているんだと思うんですね。

 

また、楽器講師っておばさんとかもいますよね?子育てが一段落して、再び始める方とかも多いみたいなんですね。

 

つまり、音楽講師やっていて、それ一本で食ってますって本気でヤっている人よりも、親なり旦那さんなり、経済的な柱は他にあって、講師業自体は、まあ趣味の延長じゃないですけど、それほと経済的にお金は求めない人たちの方が圧倒的に多い、すごく偏った業界なんじゃないかと思うわけです。

 

そうなると、結局、労働組合を作って、企業に対抗するとか絶対に考えないじゃないですか。

 

(まあ、ヤマハは一回そいういう運動があって、給料体型を見直したという過去があるみたいですけど。)

 

で、そうなると、結局大手に習い、中堅、小さな音楽教室も経営者さん的には3割以上講師さんに還元すれば、それだけで大手よりは多く渡していることになるから、まあ、経営者としては講師から搾取しまくって、ボロ儲けですよね。

 

大手は大手で、ボロ儲け、中小もある程度人が入ってくれれば、経営者はボロ儲けですよね。

 

なんか、でも、こういう状況ってすごくあんまり良くないような気がするんですよ。

 

だって、講師の人達だって生活がかかっている人もいるじゃないですか。

 

実際に講師だけでは食えなくて、お水の世界で働く人って全然いて、珍しい話じゃないそうなんですね。

 

そうすると、親としては、音大にお金をかけて入れて、卒業させた先が、食えない業界な上に、お水に流れていく道みたいな感じだと、なんか切ないというか、なんだろう?

 

そういう、自己責任みたいな感じがあまりにも無情過ぎる気がしてしまって、もっと経営者さんに講師さん達に還元して、最低給料じゃないですけど、最低賃金的なあげて欲しいとか勝手に思っちゃう訳です。

 

まあ、自分も子どもたちに音楽を習わせたいとか考えている身としては、講師の先生が生活やらお金やらが保証されていない中だと、結局、教えるとしても身が入ってくれないんじゃないかとか、講師の先生が長く続かないと、次々と変わってしまうとかだとなんかあんまり良くないんじゃないかなと思うんです。

 

まあ、僕が言ったところで、別に音楽教室業界が変わる訳では無いんですが、それでも、問題提起としてあげておきたいなって話です。

 

後は僕の個人的なイメージで、音大出た、高い技術を身に付けた綺麗なお姉さん達が、業界の状況とお金に困るが故に、ちょっと小金を持っているおじさにゃらジジイどもの餌食というか、なんかそういうのに取られていくってのが、まあ、我慢ならない訳ですよ。

 

はい、単なる妄想の僻みです。

 

まあ、そんな流れとは別に、最近は音大卒業生を積極的に取ろうとする企業なども出てきている流れもあるみたいですけどね。

 

ただ、音大出るってことは、それなりにやっぱり音楽で食っていきたいってあると思うので、食うために音楽を諦めて食べるための就職をするか、そうでない道を選ぶかみたいな所がどうしても出てしまいますよね。

 

なんか、よくわからない感じになりましたが、言いたいのは、音楽講師を雇っている経営者さん達に、声を大にして、講師さんの待遇をもっとアップしてあげて欲しいです。

 

ボス、しけてるぜって言わせないで欲しいです。