トイザらスという魔法
皆さんは子供達のおもちゃっていつもドコで買ってますか?
誕生日プレゼントとか、何かを頑張ったご褒美とか、色々とあると思いますが、今は結構トイザらス率が高かったりしないかな?なんて思いました。
昔は、おもちゃって言うと、百貨店の一番上の階って相場が決まっていましたよね。
それか、ちょっと小さな街のおもちゃ屋さん。
おもちゃの専門店で言うと、銀座とか、上野に、ビルまるごとおもちゃ屋さんって所もありましたよね。
割りとマニアックなモノも置いてあって、子供向けと言うよりは、ちょっと大きな子供?向けみたいな。
今は子供のおもちゃも大人が集めたり、大人買いしたり、子どもと一緒に親も楽しんでいたりとか、おもちゃの需要も幅が広がっていますよね。
おもちゃだけでなく、アニメとか、漫画とかサブカルチャーとしての娯楽が、広く一般的になって来たなぁという印象があります。
もっと、昔は漫画やアニメなんて子供向けのモノで、大人が見るものではないって感じで、大人は新聞かせめて小説とかの本でしたよね。
そんな中、やはり、当時の人達も娯楽に満足はしていなかったのでしょう。
本にまぎれて、めっちゃエロ娯楽が出来ましたよね、その名もフランス書院。
これにはびっくりです。
ある時友達が、お前、これ知ってるか?エロ本よりもエロいんだぜ、って言って、教えてくれたのを思い出しました。
当時はまだあまり本に馴染みがなかったのですが、なにせ、3行読んだら眠くなるパターンだったもので、それにも関わらず、エロの力はやはりすごい。
友達から魅せてもらった本をそのままトイレに持って行ってしまいたい位でしたからね。
正直最初はなんかおじさん臭いなぁなんて思いましたが、その中身を知るやいなや、多分、ハマってしまう人は、相当ハマるんだと思います。
そう、昔は大人って言うと、お堅いイメージだったんですよね。
だから、漫画とか、アニメみたいな柔らかいモノは、世間一般における大人のイメージとは乖離していたため、例え、そういうニーズがあったにも関わらず、世間のイメージが優先されて、きっと売る側も押し出せなかったんだと思います。
しかし、徐々に、漫画が大人も読む時代になって行き、今やアニメも大人向けの深夜アニメ放送なんて枠もある位ですからね。
やはり、実写のドラマや映画では描ききれないモノってあると思うので、そういった所はアニメが作られる背景なのかなとも思います。
昔、アニメから映画、グッツ、小説など様々なメディアや媒体へ売り出す、メディアミックスって手法が一時期業界を賑わせたと思うんですが、それが最近では面白い形でやっているなぁと思うのが、特撮とか子供向け番組です。
テレビからおもちゃを見せて、その後に映画化して、子供向け映画だと、保護者も必ず来るので、子供と大人と1家族で取れるってのが大きいですよね。
また、おもちゃも、売れ行きから、次の新商品をどのタイミングでテレビに出すかみたいな、そういうのもやりつつ、マーケティングと連動して物語も進められているような感じもします。
その辺の脚本の調整とかも、もう凄く研究されて、出来ているんでしょうね。
やっぱテレビ業界すごいわとか思います。
話を戻してトイザらス。
あそこは、ちゃんとキャラクター系のおもちゃと、そうでないおもちゃ、知育系、赤ちゃん系、などカテゴリ毎にしっかりと分けて売り場が作られていますよね。
そして、キャラクター系でもそれぞれがちゃんと競合しないような感じの配慮だったり、逆に連動して買いたくなるようなディスプレイを考えて作られているなぁって思いました。
トイザらスはおもちゃが欲しくなるかもですが、あそこで何となく遊べる玩具をいじって遊ぶだけでもちょっとした遊園地みたいで楽しいんでしょうね、子供的には。
行くと必ず毎回遊びますからね。
おもちゃのディズニーランドみたいな感じがします。
そして、何気に、トイザらスって、トイザらスが作ったおもちゃとか、メーカーと提携して、トイザらスでしか買えない的なバージョンも作っているんですよね。
これが、トイザらスの強みかななんて思います。
百貨店の一番上のおもちゃ屋さんや街のおもちゃ屋さんが段々となくなりつつあるのも寂しい気もしますが、それも時代の流れなのでしょうか?
そういえば、ヤマダ電機が、街の電気屋さんを活性化するために、ヤマダ電機の商品を街の電気屋さんに売ってもらう的な、そんな町興しを始めましたよね?
そんな風に、トイザらスも、街のおもちゃ屋さんとかを盛り上げる的な町興し?みたいなのってしないのかなって思いました。