サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


スポンサードリンク

EWIとサックス

久々にEWIネタ書きます。

 

こないだ、ちょっと眠れなくて、読書がてら、夜にカフェに行って本を一冊読んでから帰って寝る的な事をしてみたのですが、結局あまり眠れなくて、寝坊するみたいなことになった今日このごろ、猫はゴロゴロ。

 

そのカフェでかかっていた曲がかっこよくて、多分、あの音色、EWIとかウインドシンセ系だと思うんです。

 

んで、そう思ったら次のフレーズでホーンセクションがいくつか出てきてましたから、多分、キーボードソロではなく、あれは間違いなくEWIだったと確信します。

 

そう、EWIとキーボードソロの違いについて、今日は語りたいです。

 

そして、サックスとのと違いも含めてEWIという楽器の棲み分けをちょっと考えてみたいと思います。

 

キーボードソロとEWIソロの違いがそもそもなんでわかったかというと、音の使い方が多分キーボーディストと管楽器のソリストでは違いがあるの思うのです。

 

キーボーディストとギタリストはどちらかというと、スケールやコードが元にされることが多いと思います。

 

ギタリストはマイナーペンタ一発とか、コードよりもスケール寄りかもですね。

 

そこいくとキーボーディストはスケールもコードもどちらも多分比重としては同じくらいで捉えられていて、使い方も半々だと思います。

 

ギタリストとキーボーディストは、サックスやEWI、トランペットや恐らくバイオリン奏者とは違うと思うんです。

 

大きな違いは和音楽器か単音楽器か。

 

前者(ギター、ピアノ、キーボードなどの鍵盤楽器)は同時に複数の音を出すことが出来ます。これによって和音、コードを鳴らすことが出来るので、曲の伴奏などで活躍することも多いです。

 

反対に後者は同時に1つの音しか出せませんから(基音倍音の話は置いておいて下さい)、伴奏に使われる場合は、それぞれパートごとに楽器を分けて、例えば弦楽器でしたら、バイオリン(高音)、ビオラ(中音)、チェロ(低中音)、コントラバス(低音)のように、管楽器だったら、ソプラノサックスとかトランペットやフルート(高音)、アルトサックス(中音)、テナーサックス、トロンボーン(低集音)、チューバ(低音)みたいな感じでそれぞれの音の役割ごとに楽器が用意されて、同時に演奏することでコード(和音)を表現しています。

 

そして、多分ですが、高音で使われている楽器には割とメジャーで聞き覚えがあると思うんですけど、中音、低音と行くごとに、聞き慣れない、あるいは実際に見たことがない楽器になる割合が高いと思います。

 

これは、高音の楽器の方が、ソリストとして、簡単に言うと一般的には目立ってとりだされることが多いので、その楽器人口も多く、よく聞いたり、見たりするのですが、そうでない中音、低音の楽器は、有名な人や活躍している人が高音楽器の人に比べて少ないので、楽器人口も少ない傾向にあり、結果マイナーだったり、あまり見ない、聞かないとなる訳です。

 

さてさて、和音楽器と単音楽器の違いに話はそれましたが、そう、そうなんです。

 

キーボードとEWIの決定的な違いはこの和音か単音かなんです。

 

勿論、ソロを演奏する時は、キーボードも単音で弾くの多いのですが、この楽器自体が和音にどのくらい比重が置いてあるかというので、和音に対する親和性が変わってきて、結果的に、ソロで和音を根底として使うか使わないか、使いやすいか使いにくいかが変わってくるのです。

 

結論から言うと、キーボード(ピアノ含む鍵盤楽器)の場合は、和音、コードと親和性が非常に高く、ソロを構築する上でも、全楽器の中でも最もコードをよく使われている楽器だと思います。(勿論、僕の個人的主観と勝手な解釈です)

 

そして、その次がギターだと思います。

 

最初にちょろっと言いかけた、ギターとキーボードの違い、同じ和音楽器なのに、なんでキーボードの方がコード寄りかということですが、簡単に言うと、ギターはスケールやコードを覚える際、フォーム、形で覚えていて、音、音名はあまりきにしていない事が多いです。

 

よくギターのコードフォームとか、コード表みたいなのを見たことがあると思いますが、同じ様に、スケール表というのもあります。

 

これは、表に従って順番に押さえれば、例えばCメジャースケールは、ここかは弾き始めて表の通りに順番に音を鳴らしていくと、ドレミファソラシドってなる表があるわけです。

 

なので、これを移調(キーを変える)したかった場合、単純に移調したい分だけ左右にずれれば、例えば半音上げたかったら、1フレット分横にずれて、同じスケール表の通りに弾くと、Db(C#)メジャースケール、レbミbファソbラbシbド(ド#レ#ミ#ファ#ソ#ラ#シド#)って弾ける訳です。

 

でも、キーボードなどの鍵盤楽器の場合、上の音の名前を見てみると分かると思うんですが、ドレミファソラシドは、普通に白い鍵盤を順番に弾けばいいですから楽ちんなんですが、半音ずらすと、#やb混じりになるので黒い鍵盤と白い鍵盤の両方の組み合わせで惹かなくてはなりません。

 

また、黒い鍵盤と白い鍵盤をどういう風に弾くのかについては、キーが変わる毎に変わるため、それぞれのキー毎に、ドレミファソラシドの弾き方を覚えなくてはなりません。

 

つまり、ギターのように、一様な規則性(一つのスケール表を左右にずらしただけ)では弾けないのです。

 

なので、キーボードはギターに比べてスケールを覚える障壁が高いです。

 

反対にギターはスケールを弾くのに、そのスケールの1つの形を覚えてしまえば、それを場所を変えるだけで12キーそれぞれに応用が効くので、スケールの親和性が非常に高いのです。

 

次にコードですが、こっちは逆に、鍵盤の方が分かりやすいです。

 

何故かと言うと、コードはすごく雑に言うと、鍵盤の音を1つ飛ばして押さえたらそれがコードになる訳です。

 

一個飛ばし、つまりドレミファソラシドだと、ドミソシとかレファラドとか。

 

これが基本になっているので、鍵盤の場合は、スケールに沿って、飛ばして押さえればいいので、まあ、キーさえ押さえておけば、仮に押さえて無くてもなんとなく1個ずつとばして3つか4つ弾けば、少なくとも何かのコードになる訳です。

 

ですが、ギターの場合、弦の音の配置上、鍵盤の様なスケールの一つ飛ばしみたいなやりかたが出来ません。

 

勿論、コードフォームを覚えてそれを12キーに応用するという、スケールと同じやり方は可能ですが、鍵盤ほどそれが容易では無いということなのです。

 

なので、コードに関してはギタリストよりもキーボーディストの方が親しみが強い訳です。

 

さてさて、同じ和音楽器の中でもギタリストとキーボーディストで後者の方がコード感の強いソロになる傾向がある的なざっくりした話をしてきましたが、今度は、単音楽器奏者に目を向けます。

 

単音楽器はその名の通り、そもそもその楽器一つでは和音は出せません。

 

しかし、和音を構成する音を一つ一つ順番に演奏することで和音っぽさを出すことはできます。(アルペジオ

 

次に、単音楽器はギターや鍵盤の様にコードフォーム、スケール表なるものがありません。

 

これは、ギターや鍵盤は一つの場所を押さえると一つの音が出るという音と楽器の押さえる場所が一対一の関係になっているのに対して、単音楽器は、複数の押さえる場所を使って音を変化させていきます。

 

リコーダーを思い出すと分かりますが、ドレミファソラシドって吹くとき、最初のドは8本の指で押さえますよね?

 

そこから、徐々に指を減らしていって、音名を変えていきますよね。

 

でも、鍵盤(ピアノで考えると分かりやすいですが)は、ドレミファソラシドってやるとき、ドもレもミも、全部使う指は一本ですよね?

 

3本使ってソとか弾かないですよね?

 

これが、楽器と音が一対一かってことです。

 

つまり、楽器と音が一対一だと、コードやスケールを表にし易いんです。

 

時間的に変化するのが押さえる場所だから、鍵盤や指板上のどこを押さえるかってのを視覚的に確認出来るからです。(これはバイオリン等の弦楽器は除外して下さい。)

 

でも、単音楽器(同じく弦楽器以外)は押さえるところ、離すところが複雑に変化していくので、1つの表の中でコードやスケールを表現することが難しいです。

 

(リコーダーでドレミファソラシドを一つのリコーダーの絵で表そうと思ったら、多分出来ないですよね?だから、音符の下にそれぞれのリコーダーの絵が書かれていますよね?)

 

これが構造的に単音楽器(主に管楽器系)はスケールやコードを覚えられない理由です。

 

次に、単音楽器は先も言ったとおり、あまり単体でコードを表現することはありません。

 

勿論アルペジオ的にコードを表すこともありますが、それよりも、どちらかというと、他の音域の楽器と一緒に音を出してコードを表現する方が圧倒的に多いです。

 

つまり、単音楽器はコードよりも単旋律で演奏することが圧倒的に多い。

 

これによって、和音楽器に比べて圧倒的に単音楽器はコードとの親和性が低いというのが分かります。

 

また、単音楽器をスケールとコードとで比較した場合、単音楽器は先に説明したとおり、単旋律が多く演奏られるので、最初に覚えるは間違いなくスケールです。

 

コードではなく、スケールを最初に覚えて、その指の動かし方を覚える訳です。

 

そして、ある程度演奏でいるようになったところで、コードの概念が入ってきて、コードの指使いを覚えます。

 

ですが、アルペジオの機会が少ないので、単音楽器の奏者としては、スケールとコードとでは圧倒的にスケールの方が指に馴染んでます。

 

また、スケールは、さっき鍵盤の時に言った通り、基本的にはスケールを1つずつ飛ばした音なので、最初にスケールで指使いを覚えてしまうと、それを1つ飛ばしでやるというのは、意外とストレスです。

 

なんか、EWIとキーボードのソロの違いを説明するのに、すごく遠回しに来てましたが、とりあえず続けます。

 

ここまでで、和音寄りかそうでないかがキーボードとEWIのソロを見分けるポイントの大きな一つだと説明しました。

 

さて、お次は、音域です。

 

音域についてはもうサラッと言っちゃいましょう。

 

簡単に言うと、鍵盤楽器の方が単音楽器よりも音域が広いです。

 

低い音から高い音まで全部だせます。

 

ですが、単音楽器は範囲が狭いので、同じメジャースケール(ドレミファソラシド)でも、キー(始める場所)によっては、オクターブでそのまま上がりきれない場合があるんです。

 

つまり、ドレミファソーまでは範囲で音があるけど、ラがないから、それ以上そのスケールは演奏でいないみたいな。

 

でも、ファから始めれば、ファソラシbドレミファーってちゃんと全部演奏出来るって寸法なんです。

 

なので、単音楽器の場合は音域を意識して、そのキーでは何の音まで使えるのか、最高音はキーに対して何度の音かみたいな感じで気にしながら演奏する必要があります。

 

だって、気持ちでは、ソラシドー!!!っって気持ち良く演りたいと思ってたのに、最高音がラまでだったら、ソラ、、、、あれ?あれ?ってシドがない!!!!

 

ってなっちゃうじゃないですが

 

なので、必然的にキー毎に使えるフレーズ(かっこいいフレーズ)ってのが変わってくる訳です。

 

でも、鍵盤は音域が広いので、一つのかっこいいフレーズが見つかったら、それは12キー全部で使えるので、キー毎にフレーズを変える必要が無い訳です。

 

これが音域による単音楽器と和音楽器のフレーズの作り方の違いに大きく関わってきます。

 

以上のことから、EWIとキーボードのソロでは、両方共音色がシンセっぽくて似ていても、楽器の構造的にフレーズの作り方や考え方が違うので、コードっぽいフレーズや割と自由なフレーズはキーボードに多く、スケール感が強くて、フレーズに制限がかかるのがEWIだというのが分かりました。

 

そして、音域のところでも出てきましたが、単音楽器の方は、キー毎に使えるフレーズが変わってくるので、リックと言って、特にサックスで多いですが、あるキーのあるコード進行(多いのはツーファイブ(IIm7ーV7))でこんなかっこいいフレーズあるよってのがあるんですよ。

 

それで、そのリックというのを、まあ膨大な数にはなりますが、慣用句的に覚えていって、使える時にそれをそのまま使うって訳ですがな。

 

そーゆーのがあるのでサックスとかトランペットとかのソロを沢山聴いていると、なんとなくですが、管楽器ソロの癖みたいなのがあるよーな気がしてきます。

 

なので、EWIだと同じ用意その管楽器の癖が出てくるのです。

 

以上がキーボードとEWIの同じ(似たようなシンセの)音色でも、フレーズで違いが分かるって話でした。

 

次に、サックスとEWIの違いですが、サックスもEWIも同じ単音楽器で構造も似ています。

 

音域はEWIの方が多少ありますが、サックスの方が一つの音に対するインパクトというか、音色の綺麗さというのでしょうか?

 

偏に言って、サックスの方が、EWIに比べて音の説得力があるのです。

 

サックスで一つの音を吹くのと同じ説得力をEWIでやろうとしたら、きっとEWIの方はフレーズを作らないと同じだけの説得力は作れないと思うのです。

 

これは、サックスを吹く場合、アンブシュアと言って口の形を自分で作ってサックスの音が出るような技術があるのですが、それに加えて、それぞれの音、音域ごとに息の吹き込み方が変わるので、EWIよりも運指の技術以外に、アンブシュアの技術、息の吹き込み方の技術などが加わってくる為、同じ1音を出した時の複雑生が変わってくる為だと思います。

 

また、一つ毎の音の説得力が違うと、作るフレーズも変わってきます。

 

もっというと、サックスの方が、EWIに比べて少ない音数で説得力のあるフレーズが作れるということです。

 

逆に言うと、EWIの方はよりリズムカルに、テクニカルにフレーズを作っていかないと、生のサックスなどに匹敵するようなカッコいい音になりにくいと思う訳です。

 

無論、EWIも音色のエディットで1音でインパクトのある音は作れなくはないですが、生楽器の音の方がアンブシュア、息の吹き込みなどから生まれる人間的なゆらぎがある分、音色に対する説得力としては有利な気がします。

 

色々と書いていて結果何が言いたいのって思いまとめますが、まあ、鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、電子楽器と色々とカテゴリはある中で、それぞれに楽器の魅せ方に工夫があるなと思いました。

 

そして、生楽器だからすごいとか、電子楽器だからおもちゃみたいではなく、それぞれがそれぞれに楽器としても魅力を引き出す奏法なり手法や技術があり、色々な音色、色々な技術が集まった複雑な音楽が現在の音楽なのかなと思いました。