サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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衆議院選挙とベーシックインカムについて

さてさて、最近では衆議院選挙なんてのが始まって来て、うるさい選挙カーとかがなんだか季節の虫みたいな感じで騒がしく感じられるようになってきましたね。

 

色んな人が色んな政策を打ち出している中で、割と前々から声としては上がってきてはいるけど、まあ、それって実現できないよね的な感じで言われているものの一つにベーシックインカムってあると思います。

 

因みに、現実的に出来ない最もはクリーンな政治だと僕個人的には思っています。

 

これはよく例えに出しているんですけど、お腹の空いた犬に、美味しいお肉の番をさせているのが今の政治だと僕は思っていて、犬に肉を食べさせないように運営するには、お肉と犬の間に堅牢な敷居が必要なんですよね。

 

お金と政治の間に相関関係が生まれないような、或いは政治家とお金が交差出来ない仕組みを作るしか無いのだけれど、その仕組みを決めているのが政治家なので、自らの立ち位置が不利になる決め事は決して行わない。

 

故に政治がクリーンになることはないと僕は常日頃思っています。

 

クリーンな政治がおこわなれるとしたら、それこそ政治家を廃止してAIに政治だけでなく裁判、医療、その他様々な判断を任せてしまって、どうしても人が動かなくてはならない部分だけ、人が関与するという仕組みにする必要があると思っています。

 

また、それを実現するためには、自らの立場を不利にしてでも将来の日本のために決断する政治家が過半数以上にならないとシステム的に上記が可能だったとしても、仕組みの実現としては難しいだろうなぁと思います。

 

さて、そんな中でベーシックインカムというのがちらほら聞こえてきているんですが、まあ、そもそもそれが何って話はググっていただいて、簡単に言うと日本にいるだけでお金が国から貰える仕組みって事で、それによって、生活のために働かなくて済むようになるという仕組みですね。

 

これは、諸々とコロナの給付金を出しているのが続いていたり、自営業の人達への社会保障がコロナをきっかけに色んな金銭的な援助が出ている流れから、徐々にベーシックインカムを導入してしまえって話もまあ、徐々に非現実から現実へと近くなって来ているように思えます。

 

ベーシックインカムを反対する人の意見はいくつかあって、例えば、在日の人には出さない限定的にするとか、所得制限をして裕福な人には出さないとか、そういう今までの社会保障と似た仕組みを考えている意見があります。

 

これは実はベーシックインカムの利点を理解していないで単に今までの補助金の名前だけ変えて考えている人達なんだと思います。

 

国民に一律同じ金額を渡すというのは、ひとえに精査をしないので、配布するにあたる人件費が削減されるんですね。

 

なので、国籍なのか住民票なのか分かりませんが、資格のある人は国に銀行口座教えてねってしてしまえば、後はその住民票やら戸籍やらに応じてお金を振り込んで行けば言い訳です。

 

所が、ベーシックインカムで選民してしまうと、そのための人件費が無駄にかかってしまって、結果国の出費が過多になってしまうだけなので、それだったらやらない方がむしろいいんですよね。

 

もう一つ、ベーシックインカム反対な人の意見が生活するために働かなくて良くなったら、働き手が足りなり、結果的に社会のインフラが回らなくなるとか、所得税による税収が下がるとかそんなですね。

 

働き手の問題に関しては、ぶっちゃけ僕は今人って余っているというか余りすぎているのが現状で、サラリーマンのほとんどが仕事のための仕事をしていて、人のために直接役になっている仕事をしている人って半分以下なんじゃないかって思っています。

 

ITなんかの関連業種で業務委託なんて形式でやっている仕事の殆どは、ぶっちゃけいらない仕事だと思います。

 

飲食店にしても、路面店や商業ビルのお店にしても、そもそもお店が多すぎるし、人もそんなに居なくても十分、社会としては回るんですよね。

 

まあ、なんの根拠もない話ですけどね。

 

それで、今、そうやって人が少なくなって本当に困るような仕事があるとしたら、それは今の人が余っている状況で運営している事自体が実は不健康なんだと思うんですよん。

 

要は、本当はもっと人を減らして、効率的に出来る方法がある、または、もっと納得して人を雇って働いてもらる必要があるのに、経営者が会社利潤の為にそれをしないでいるだけなんだと言うことです。

 

もっと、本当はいくばかしかの出費がかかるにしても、人を減らして運営できる体制って作れるはずですし、逆にどうしても人でなければならない業務であれば、そこで働いている人にはもっと給与が上がってもいいはずなんですよ。

 

所が、日本の(特に大)企業は絶対にそれをしない。

 

中国やアメリカなんかの会社で技術者に高いお金を出してでもいい優秀な人材を取るというスタンスは当たり前になっているのに、日本では10万円でもプラスされたら十分高いと思っている感覚が多分、なんというか、なんでしょうねぇ。

 

言ってしまえば、日本の経営者ってケチで先見の明がある人が少なくて、もっというと自分で決断できる人が少ないんだと思うんです。

 

特に大企業の経営者であればあるほど、株主やら相談役やら、色んなしがらみの中でようやく手にしたポジションをどう永らえて、自分の取れる利益が最大限続けられるようにという事しか考えられていないと思います。

 

それは経営者だけでなく、政治家もそうですし、まあ、言ってしまえば、僕も含めた日本人全体として、みんながみんなそうなのかも知れないですね。

 

誰しもが自分の利益の最大化のみを最優先に考えていて、社会や環境に対しての配慮が著しく欠けているのかも知れません。

 

まあでもね、自分の利益の最大化を最優先ってのは僕は間違っていないと思っています。

 

問題は、それだけに過多となっていて、社会や環境について考えることがおろそかになることだと思うんです。

 

自分の幸せを疎かにしてまでも、社会や環境の為になる行動をする必要はありませんが、少なくとも自分が生きて関わっている範囲での社会や環境に目を向けて考えて行動する部分は誰しもが持っていた方が、長い目で見ても全体的にも幸せになっていくんじゃないかなぁと思うんですよね。

 

ですが、生活のために仕事をしている日々だとどうしても、自分の生活を守るだけで精一杯で、他のことに目を向ける余裕ってのが無いんだと思うんですよ。

 

学生の時なら沢山ある時間を使って、読書をしたり、どこかちょっと遠出してみたり、或いは時々徹夜してでも何かに熱中して打ち込んだりとか出来ますよね?

 

でも、一旦働き始めると、もう、そんな余裕は一切なくて、徹夜するほどの熱中なんてそもそも無理だし、本を読む暇も、通勤の往復の寄り道をする暇さえなくなると思います。

 

そんな中で人に優しくとか、社会に優しくとか、環境に優しくなんて、きっと難し過ぎると思うんです。

 

人はみな、自分の生活を守ることに精一杯で、それ以上に他人に気を配る余裕すらない社会、それが今の日本の社会なんだと思うです。

 

ですが、仮にベーシックインカムが導入されれば、働きたくない人は働かなくなります。

 

そうすることで、生活の為にギリギリだった人は、ある程度の余裕を持つことが出来ます。

 

また、ベーシックインカムが導入されても働いている人は、もっと積極的により沢山お金が欲しいとか、その仕事が好きであるとか、少なくともイヤイヤ働く人ってのがものすごく減っていきます。

 

そうなると、驚くほど非効率だった今の会社の運営が、より洗練された運営に変わっていく訳です。

 

もっというと、やる気のない人が抜けることで、意味のない会議やら上役が自己顕示欲を満たすためだけの慣例みたいなものが軒並み撤廃され、会社利益の為に純粋で効率的な運営に変わるだけでなく、利益追従を通して、顧客満足度の向上や環境への配慮が生まれる余地が出来てくるんですよねぇ、きっと。

 

まあ、それでも最初は中々ベーシックインカム導入初期は清濁相まみえて一時的な混乱だったり、上手く回らない部分は当然出てくると思いますが、長期的に見ていくと、最終的には今よりももっと、みんな精神衛生上も、身体的健康上も良くなっていくと思うんです。

 

職場ストレスの原因の第一位は人間関係です。

 

なぜ、人間関係が原因でストレスになるかというと、会社の中に会社の利益追従以外の力が働いているからです。

 

それぞれがそれぞれに自己の優位性を保っていたいのです。

 

ある人は他者と比較することで、またある人は誰かに仕返しをすることで、そんな風に与えられた業務以外の部分で人は自分以外の他人を使って自分の補完をしようとしています。

 

そして、それは意図してではなく、大概は気が付かず無意識にやっているのです。

 

ボランティア活動をしている人とそうでない人とで、他者にバツを与える実験をした際に、ボランティアをしている人の方がそうでない人に比べてバツを多く長めに与えていたそうです。

 

そして、その実験結果からもたらされた事実として、人は自分が何か良い事をしている時、少しの悪事を働いていても罪の意識が無いということです。

 

ある程度の善行を行っている人は、自分はこれだけ良い事をしているのだから、それと差し引いてマイナスにならない程度には悪行を行っても構わないのだという感覚がある訳です。

 

これこそが他人に対して無意識に蹂躙しているメカニズムです。

 

そして、この他人を蹂躙する気持ちが起こる最大の理由は現状に対する不満です。

 

現状に不満のある人はない人に比べて数倍以上も他者を傷つけているといいます。

 

現状の不満とは、労働に対する賃金であったり、或いはやりたくもないのにやらなくてはならない(生活のために仕事を追わなければならない)状況であったり、いや、殆どの人はその両方でしょう。

 

低い賃金でやりたくもない事を生活を理由にやり続けている事

 

これこそが最大の会社ストレスを生み出している原因であると考えられます。

 

そういった歪が人をどんどんストレスフルにし、無意識で他者を蹂躙してしまう社会人を量産しているのだと僕は思います。

 

まあ、社会人になる前から他人を蹂躙し、自分の糧にするような性格の人もいますが、社会人を経験するとそれまでがそうでなかった人も、同じように他者蹂躙型の人間になってしまいがちであると言いたい訳です。

 

そういった面からも、ベーシックインカムが導入されることで、生活は安定し、保証され、まあ、ある意味での不安が少なくなり、働く人は生活のためではなく、自分自身の生活以外の何か目的の為に働くようになっていきます。

 

自己実現、人の役に立ちたい、より多くのお金による贅沢、求めるものは違えど、少なくともベーシックインカム導入前に比べて働くモチベーションが全く無い人が働く率は下がります。

 

つまり、状況に対する不満率が下がるので会社の中のストレス値も下がり、他人を蹂躙しないでも自己を保てる余裕が生まれる訳です。

 

他にも人間を必要とする労働力が限定される事で、今まで機械や別の何かで出来るはずの作業や仕組みをわざわざ人の手で行っていたものを、少ない人数で回さなくてはならないので、少ない人数で出来る仕組みへと変わっていきます。

 

効率化ですね。

 

まあ、そんなこんなで僕は基本的にベーシックインカムは賛成派だと言うことです。

 

あ、あと、財源がとか言っている人ですが、さっき言っていた、政治家を全部AIにしてしまえば、お釣りが来るでしょう。(つまりベーシックインカムに対して文句を言っている政治家が居なくなればその分国民の多くが豊かになる確率が上がるという訳ですね)

 

そうでなくても、今の社会保障の選別をやめて、全部ベーシックインカムに統一してしまえば、全然問題ない的な試算をそういえば誰かしていた気がします。

 

まあ、そんな感じで適当な事を適当に書き下しました。

 

だいぶ長々と書いてしまいましたが、最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

今日はそんなところです☆