サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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DTMをやっている人向けの面白い動画紹介!DTMer必見!FACTmagazineのAgainstTheClock!!

FACTmagazineのAgainstTheClockって企画が面白いです!

https://www.youtube.com/playlist?list=PLg5ScSqSDXsvXVvNqW42AjfOmPjIupYZH

 

これは、海外の有名からマイナーな音楽プロデューサー達に10分間で一つの曲なりビートなり作品なり、トラックを作れますか?って企画で、役10分間のそれぞれの音楽プロデューサー達の音楽との格闘がそのまま描かれている動画なんです。

 

大抵の人はギリギリまで時間がかかったり、人によってはちょっとオーバーしちゃったりするのが多いんですが、唯一、ザイトーベンは「こんなファックな企画に10分もいらねーぜ!」みたいな感じで半分の5分でビートメイクしてしまい、更に横に居たヤングピンチに歌まで入れてもらおうというスゴ技を披露しています。

 

これを見ていて、本当に面白いなってのは、ひとそれぞれ、色んな機材の使い方だったり、作曲環境の違いを見れる事です。

 

例えば、完全にノートパソコン1台で作ってしまう人もいれば、アナログ機材を並べて、シーケンサーに同期させて作る人、つまりパソコンを全く使わない人がいたり、同じDAWでも使い方や取り組み方が違ったり、そういう文化の違いを見れるのがとっても楽しいです。

 

また、色んなジャンルの音楽を作っている人が世界中に沢山いるんだなって思ったのもすごく印象的で、日本だとほぼほぼJ-pop(歌謡曲、ボカロ含め)しか耳にしないじゃないですか。

 

でも、世界ではこんなにも表現の幅が広がっているんだってすごく思わされました。

 

また、逆に、日本の音楽ってすごくサービス精神が旺盛で、すごいなって思ったんです。

 

まず、日本の歌モノ音楽ってイントロ、Aメロ、Bメロ、サビってのが基本構成じゃないですか。

 

この時点で1曲にコード進行が最低でも4個必要なんですよね。

 

さらにサビ前にCメロとかちょっと最後のサビ前に今までと違ったメロディ出てくるのあるじゃないですか。

 

そうすると5個、6個の展開が当たり前に行われているんですよ。

 

ところが、海外の曲ってそんなに展開しないんです。

 

コード進行もシンプルな物が多い。

 

でも、それでいてすごくカッコいいんですね。

 

例えばなんですけど、洋楽でコード進行がすごく複雑だったり練られている例でビートルズが挙げられたりするんですけど、日本の今の楽曲って全然それよりも複雑なことをやってたり、複雑なコードやコード進行を使ってたりしてるんですよ。

 

とは言え、だからとて日本の楽曲が海外の楽曲よりも優れているかと言われると、そうではない。

 

両方にちゃんと良さがあって、どっちもいい曲はいい曲ですよね。

 

これってなんでだろう?ってふと思ったんですが、日本の楽曲が複雑なのって、まあ、いわゆるコードのテンションが指定されているからかなって思ったんです。

 

例えば、「C Am F G」みたいなコード進行があったとして、まあイメージはリフォームしようよ~とか、ポンポコリンの最初とか、スタンド・バイ・ミーとか涙のリクエストがそうですが、海外だとそのままこのコードで行くんですよ。

 

でも、日本だとテンションを付けて、例えば「CM7 C6 Am7(9) G6 G7(9)」みたいに変えちゃう。

 

そうするとまあ、すっごくおしゃれな感じになって、とっても豪華な感じになるんですね。

 

ですが、海外はこれをやらずに、多分ですが、ベースパートやコードワークしているパートが「C Am F G」を元にそれぞれの解釈で演奏しちゃうんです。

 

つまり、日本だと一つのおしゃれなコード進行にそって、全部のパートが進んでいくんですけど、海外だと、1つのシンプルなコード進行を元に、それぞれのパートが解釈を加えて進んでいくんですよ。

 

つまり、先に「C Am F G」にしてもそのまま演奏しないで上のパートで違うコードを演奏してストラクチャーコードを作っていったり、ベースパートでリフみたいにしたりと、立体的なんですよね。

 

シンプルなコード進行だからこそ、そこに余白が生まれ、それを使っている感じです。

 

そう、サッカーで例えるなら日本はトータルサッカーですが、ブラジルとかすごいチームって個人プレーの連携で点を取るじゃないですか。

 

あんなイメージです。

 

(どんなイメージじゃ)

 

あと、日本はメロディと歌詞を聞く文化ですが、海外はリズムを感じる文化だと思うんです。

 

その辺りも曲の構成の違いってあるんだろうなって思っていて、メロディ重視だと、どうしても同じメロディを繰り返していると飽きますよね。

 

ですが、リズム重視だと逆にリズムがドンドン変わっちゃったら、ノレないじゃないですか。

 

つまり、リズム重視だとある程度のスパンで繰り返されてないと聴いていて踊れないし、ノレないし、身体を動かせない。

 

だから、展開が日本に比べて少なめなんだとも思います。

 

だからこそ、少ない展開、シンプルなコード進行の中で、変化を付けていくのがそれぞれのパートが自由に動き回ることになったりするのかなと思います。

 

どちらがいいとかではなく、単なる文化の違いですが、そんな感じで音楽って色んなものがあって面白いなってのをこの動画をきっかけに気が付かせてもらいました。

 

オススメは先に言ったザイトーベンのメイキングです!

https://www.youtube.com/watch?v=CkHyL8Zxkno

 

今日はそんなところです。