つい先日、BIAS Amp2を買った勢いて、ファーストレビューの記事を書きましたが、あの後色々と触ったりしていて、ふと気が付いた事がありました。
それは、DTMの機材ってある程度買い揃えると、後は結構似たような物が多いので、徐々に支払った金額に対するコストパフォーマンスは落ちていくよなって話です。
どういう事か?というと、まずDTMをやるには、パソコンが必要です。
そして、DAWという、パソコンの中で音楽を作ったり演奏したりするソフトが必要です。
動画におけるFinal CutProとかPremiere Proみたいな奴ですね。
静止画だとPhotoshopやIllustratorみたいなもんです。
ゲームだとUnityとか、3DだとBLENDERとかMikuMikuDanceみたいな。
え?しつこい?
まあ、要はパソコンで音楽するソフトです。
MacだとGarageBandeってソフトが無料で付いてますよね。
Windowsだと標準装備は無いので、まあ何か買うか、フリーだと今はCakewalk(旧SONAR)って有料ソフトが無料になって今も開発が進められています。
それでね、例えば、最初にパソコン買ったり、DAWを買ったりすると、一気に出来ることが増えて、可能性も増えて、めっちゃ楽しいじゃないですか。
で、ある程度DTMしていると、今度は、音ネタがもっと欲しくなってくるんですね。
例えば、ドラム音源をもちょっと良いのにしたい!とか、生楽器の音がもっといい音がいい!とか、シンセでカッコいい音が欲しい!!とか、ギターの音をもっとカッコよくしたい!!みたいな。
で、別に買い足さなくても、DAWの標準装備でも作り込んでいけば出来なくも無いんですが、まあ、ある程度行くと限界が来るんですね。
そこで、ソフトや機材を追加していくのです。
ソフトとして生楽器の音源を買い足せば、それまで表現できなかった楽器が使えるようになりますし、機材としてMIDIキーボードを買い足せば、リアルタイムで演奏したデータを録音可能になります。
ギターのアンプシミュレイーターを導入すれば、ギターの音をアンプを使わないでアンプの音を出せるようになるので、家庭環境に配慮しつつ迫力のあるギターの音が作れるようになります。
ですが、段々と、色々と買い足していくうちに、ある程度出揃ってくるんですね。
で、人によっては同系統のソフトや機材を複数所持して使い分けていたりしていますが、それはそれでありなのですが、ここで気が付いたのは、ゼロだったものにイチが加わると、ものすごい変化が訪れますが、イチが10になろうが、100になろうが、実はそれほど大きな変化は訪れにくいという事です。
なので、例えばドラム音源で言うと、有名なのがBFD3、Superior Drummer3、Addictive Drums2というのがドラムキットで有名です。
これをそれぞれ3つ所持している人もDTMをやっている方では結構います。
例えば、BFDを最初に買うって場合と、既にAddictive Drumsを持っている人が買う場合、どちらが、BFDを買った時の感動は大きいでしょうか?
そう、ドラムの専用音源が無かった時に初めて買ったBFDと、既にドラム専用音源を持っている状態で更なる拡張としてBFDを買った場合だと、恐らくですが、前者の方が圧倒的に感動と恩恵が大きいと思うのです。
なので、同系統の物を買うメリットってなんなんだろう?って思ったんですね。
それでも、どこか、欲しい、必要だ!って思おう何かがあるのは事実だったからです。
で、考えた結果、結論としては、DTMerが新しい機材やソフトを欲しがるのって、女の子が新しい服や靴やアクセサリーを欲しがるのに似ているんじゃ無いかなと。
そう、それを買うことで機能的に満たすだけでなく、自身の心を満たしているんですよ。
新しいものを定期的に買って、触ることによって、モチベーションが上がり、温故知新としてまた古く使っていたモノの良さを改めて発見したり、自分の作業環境に変化をもたらせることによって、自分の心をかき混ぜるというのでしょうか。
まあ、何となくそんな感じです。
なので、決してそれは無駄ではなく、その人にとって必要なのだと思います。
人間ご飯を食べないと飢えてしまします。
ですが、食べているだけでは動物と一緒で、知識や教養などを蓄えないと心が豊かになりません。
ですがですが、ご飯を食べて、知識や教養を身に着けていても、心に栄養を上げないと、最終的には楽しく生きられません。
心への栄養は一番は言葉ですが、言葉以外にも心を持ち上げてくれるもの、それが、その人が好きなもので囲まれるという事です。
そう、好きを集めることです。
いい言葉に囲まれて、好きなものを集めている人につまらなそうな人は居ません。
なので、一見他人には無駄に思えるようなモノでも、同じ様な物ばかり集めているように見えても、その実それはその人にとってはそれぞれが違う価値と影響を持っていて、いずれもその人が楽しく生きていくにとって必要なものなのだろうなと思いました。
という事にして、散財とは言わないで心への栄養という表現にしようと思います。
今日はそんなところです。
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