覚悟を決めるということ
よく、我を捨てるとか運を天に任せるとか言いますけど、まあ、なんとなく聞いていてカッコいいな位は思いますが、本当にそれを実践出来ている人、やってみる人、やってみようと思う人ってのは中々少ないんじゃ無いかと思います。
僕もどちらかというとそういう感じでした。
漫画の世界や小説や物語の世界でそのように覚悟をして行動している主人公やキャラクターを見ていて、素晴らしいな、カッコいいなって思ってましたが、じゃあ、いざ自分が覚悟を決めているか?と言われると、まるで覚悟など決めてない所か、見苦しいまでにああなったら嫌だ、こうなったら嫌だといらぬ心配ばかりしていました。
そもそも、人智を尽くして天命を待つという言葉の説明で、自分でやるだけの事をやったからこそ、後は天に任せるのだと言うような説明が多いですが、僕はこれは間違いだと思います。
それは本当に人智を尽くして天命を待ったことが無い人の説明だと思うのです。
本来の人智を尽くしては、まず、自分が天に任せることを先に決めるのです。
そして、天に任せるからこそ、自分がそれまで以上の努力をしなくてはと覚悟を決めて行動していく訳です。
つまり、人智を尽くしたから天命を待っているんじゃなくて、天命に待つと決めたから人智を尽くす程の努力を惜しまなかったというわけです。
この辺は言葉遊びかも知れませんが、言いたいことは、まず覚悟を決める、言い換えれば、どう転んでも、それは自分の身に降り掛かったこと、として自分自身が受け入れる心の準備をしておく事だと思います。
覚悟を決めたからこそ、受け入れる心の準備が出来たからこそ、意図せぬ方向へ行ってしまわぬかというような不安は無くなります。
不安が少なければ平常心で考え、行動することが出来ます。
不安なく、平常心で判断、行動をし続けられていれば、何かをなし得る確立が上がります。
よって、覚悟を決めた人の行動は強いのです。
迷いがなく、ブレずに強いのです。
自分の命を投げ出す程の覚悟、他人に対してもその運命を信ずる覚悟、また、逆にそれが得られなかった時は、その時として受け入れられる覚悟、覚悟を持った人ほど自分にも他人にも判断を間違えません。
それほどに覚悟は強いのです。
そして、その結果はどのような結果になろうとも、覚悟を持った人は後悔しません。
ある意味では十分にそれまでに心の中を航海しまくったからとも言えましょう。
時間がどうしてもかかる出来事に対して、今直ぐと結果を求めるのは愚です。
また、今直ぐに本当に必要ではないのに、今直ぐとそれを求めるのは臆病です。
愚にして臆病な人が、どうして何かをなし得たり、成功したり出来ますでしょうか?
そう思うと、今までの自分がどれほど小さかった事かを思い知ります。
とにかく、覚悟なのだなと昨日八犬伝を読んでいて、はたと、自分自身に気が付きました。
斎藤一人さんも何度も何度も100回聞きとかでも「とにかく覚悟を決めなさい」と何度も言っていました。
出来ない人は良いことを聞いてもやらないとも言っていました。
ちゃんと吉兆は前々からあったのに、それに気が付かずに何もしていなかったのは自分なのだなと分かりました。
なので、これからは覚悟を決めて、誰になんと言われようが、自分は自分の道を突き進んでゆこうと思います。
また、その結果、自分の子供達が巻沿いを食うような事があっても、それもまた彼らの運命です。
私の元に生まれたと言うことは、私と一緒に楽しいことを享受する事もありますでしょうし、逆に、不幸を享受することもあでしょう。
他人の言う、自分のことだけ考えるな!は妄言です。
それは、自分は自分だけのことを考えられないから、自分は他人の事を考えているから、お前も同じ様に苦しめ!と言っているのと同じです。
本来、他者というのは、他人に対して口出しするべきではないし、干渉する筋も言われも無いのです。
そして、そのような事を頭の中でささやく、全ての自分自身が作り上げた虚像達にも言えるのです。
あの人はこう言いそうだと思って心の中、頭の中でささやく、叫ぶ、言い放つ人がいるでしょう?
親であれ、友達であれ、連れ合いであれ、その人が否定的な事を言っている場合は、その人から離れた方が良いですし、自分の頭の中からもちゃんと追い出さないといけないのです。
人は自分で自分を苦しめる生き物だったのだとようやく分かりました。
嫌なことを言う人からは可能な限り物理的に離れると共に、自分自身の心の中、無意識の中からも追い出さないといけないのです。
無意識から追い出すためには、押し出さなければなれません。
すなわち自分の脳の許容量をオーバーフローさせるのです。
そのためには、否定的の反対、肯定的な言葉を言う人と積極的に関わる、話す、会う、あるいは直接的な出会いや関わりがなければ、間接的にもその人の言葉を毎日浴びるのです。
自分で見つけて、自分で積極的に肯定的な言葉を沐浴するように、頭の中で否定的な言葉が無くなるまでいい言葉を浴び続けるのです。
一つの愚痴や悪い言葉、否定的な言葉を聞いたら、10のいい言葉、肯定的な言葉、自分を褒める言葉を自分に浴びせるのです。
浴びせるのは他人からでなくてもいいのです。
自分で自画自賛でいいのです。
自画自賛とは、自我持参でもあり、自らを自分で持っているという事なのです。
決して自惚れているとか、調子に乗っているとかではないのです。
そういう見方や考えは、自分で自画自賛が出来ない人の僻みなのです。
だから、誰がどんな考えを持っているかは分からないので、人の見えぬ所で否定的な言葉が消えるまで自画自賛し続けていこうと思います。
私は私として素晴らしいのだと。
なんだか変な感じかもですが、八犬伝の影響を多分に受けました。
今日はそんな感じです。
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