サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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OUTPUT大全読みました!!のでブックレビューします

去年発売された、OUTPUT大全という本をようやっと読み終えたので、ちょっとその事について話してみようと思います。

 

著者は樺沢紫苑さんという精神科医の方で、この方はこの本を手に取るまで全然知らなかったのですが、フェイスブックYou Tubeの他にメルマガやブログなどの媒体でもうかれこれ約20年間近く発信し続けている方で、著書も沢山書かれているんですね。

 

それで、試しにフェイスブックのページを訪れてみたら、他の方のレビューで、この人の動画のオチについて、まさかこんなオチだとは予想しなかったみたいな事が書いてあって、気になってYou Tubeの動画を見てみてんです。

 

そしたら、淡々と喋る樺沢さんの動画の最後に、既に1500本以上の動画をアップしているので、その中からあなたの悩みの答えが見つかるはず!!みたいな事を言って、その1500本の動画のリストを無料でプレゼント中!!ってなってたんですね。

 

これには驚いて、ああ、これは確かにすごいと思ったんです。

 

そもそも、1500本も動画を上げている事がすごいですし、動画を見ているとその知識と現場に基づいた確かな経験が動画の内容を非常に裏付けして信頼できる情報として見れるんですよね。

 

中でも、裏シオンちゃんと呼ばれる、紫色のカツラをかぶり、真っ黒なタイツ姿でズバズバと言うキャラクターを自ら演じているのを見た時、僕は個人的にこの人は信頼出来る人だって思いました。

 

まあ、真面目なだけじゃなくて、突き抜けた事とか、全くバカバカしい事を自分でやる人って、僕は頭がいい人なんだと思うんです。

 

だって、本当に馬鹿な人だったら、そんな事、馬鹿らしくて出来ません。

 

馬鹿らしいけど、それでもやるにはその真意がある訳です。

 

そして、表層上にとらわれずに、その真意を発信していける人だからこそ、頭がいい人だと思う訳です。

 

例えば、今や世界の北野武ことビートたけしは、まあ、今でも着ぐるみや変装して変な格好でバラエティやニュース番組に出てきますよね。

 

アレも、狙ってわざとやっているからこそ、バカバカしさの中に面白さと、同時にテレビではストレートに言えない事や主張出来ないこと、言葉にしにくいことを、変装したりキャラクターを演じつという事によって、視覚的に伝えたりしているのだと思います。

 

「あの人はもうこういう人だから仕方がない。」

 

他人にこう思わせたらもう勝ちなんだと思います。

 

戦略としては成功です。

 

また、恥ずかしいような事が出来る人ってのは、多分、人にも優しいと僕は思います。

 

なぜなら、恥ずかしさと、恥ずかしさの中で何かをやっていくシンドさを知っているからです。

 

痛みを知る人ほど、他人にも優しいと言いますが、人の痛みが分かるからこそ人にも優しく出来るのと同じように、恥を自らかいているからこそ、他人の恥にも敏感で寛容になれるのだと思うのです。

 

樺沢さんの裏シオンちゃんは、一見で辛辣な言葉をズバズバと言っている辛口キャラに見えそうですが、その真意は、ハッキリと物事を明確に言い切る事で、キチンと伝えたいという表の樺沢紫苑氏の優しさの現れであり、真実は時に人を傷つけてしまうという観点から、真面目な人の言った辛辣な言葉ではなく、少しふざけた視点のキャラクターが言った、冗談というオブラートに包んだ言葉にすることにより、聞いている人は、半分は冗談っぽく受け取りつつも、ストレートに傷つかないで、その真意を知ることが出来るのだと思います。

 

OUTPUT大全は最初書店で見かけた時は、表紙がカッコよくて、まず本屋に入って見かけた瞬間手に取りました。

 

そして、内容をさらっと読んでみて、日頃自分が思っている事と近しい内容だったので、これは買おうと思って、他の候補の本とかに寄り道しているうちに、買うのを忘れてました。

 

所が、何ヶ月か経って、やっぱり気になって、何度か書店に行く度に手にとって立ち読みしているうちに、やっぱりこれは買おうって事になって、最終的に買って読むことになりました。

 

最終的に買って読み切りましたが、読み始めた時はもっとさらっと読み終わると思ってたんですね。

 

ところが意外や意外と読み応えとボリュームがあり、一つ一つのセンテンスはコンパクトにまとめられているのですが、総量が多いからなのでしょうか?結局最後まで読み切るまでにかなりの時間がかかりました。

 

しかしながら、いつ何時でもどこから読んでもポジティブな気持ちになれるのと、一つ一つは短いので、3分程度で読み切れる為、読み終わった後も本棚に戻さずに、トイレとかキッチンとか生活の一部として常にどこかに置いておいて、読みたい本だなと思います。

 

図解も沢山入っていて、絵だけでも何となく意味が理解出来るページも無くはないので、本を全く読まない人に見せた時、これはなんか分からないけど、絵だけなら読めそうって言ってました。

 

ので、適当にいつでも誰でも手に取れるところに置いておいて、子供達がふと手に取って読んでくれたらなあとか思いつつ、家にぽんと置いておこうかと思います。

 

ついでに、実家にも無造作に置いておこうかな?なんて考えて、実家の父母の凝り固まった頭を少しでもほぐれたらとか考えてしまいましたが、まあ、基本的に他人は変えられませんから、自分が両親に対する接し方とか考え方を上手くシフトしていなしていけるようにしようと思います。

 

さてさて、このOUTPUT大全ですが、どんな人にオススメかというと、まあ、これ言ったら身も蓋もないんですけど、ハッキリ言って、全人類にオススメですね。

 

この本の中では割とビジネスマンや精神疾患にかかっている人寄りに伝えている感じも見受けられますが、ビジネスマンだけでなく、家事育児で奮闘している人とか、精神疾患にまではいかないまでも、精神的に疲弊している人だけでなく、心身共に健康な人にとってもすごくいいと思うのです。

 

っと言うのは、例えば、ビジネス向けな雰囲気として、部下に対して叱る場面とか想定してるのがあるのですが、これはまさに子供達に親として叱る事に応用出来ますし、精神的にちょっと参っちゃっている人の話は、心身共に健康な状態だと理解し難いけど、話を聞いたらそうだったんだなぁと気が付かされる話もあるので、自分自身は問題なくても、自分の周りで精神的に参っちゃっている人がいたら、その事に気が付いて上げることが出来ます。

 

また、自己実現が一つ根底のテーマとしてあるのですが、これは大人だけでなく、小学生から中学生、高校生などアイデンティティがこれから確立されていこうとしている層の人達にとっても、非常に自らを構築する指針の一つとして役に立つと思うのです。

 

恐らくがこの本に出会った殆どの人が、もっと早くこの本に出会えていたら、もっと早く樺澤さんの存在に気が付いていたらと思ったはずです。

 

このように思った本は、僕の中で、甘えの構造(土居健郎著)、心の休ませ方(加藤諦三著)以来でした。

 

甘えの構造では、依存の本質についてはっとさせられましたし、心の休ませ方では、親からの精神的な搾取ということに気が付かされました。

 

人は誰しも波乱万丈です。

 

自分では平凡と思っていても、その実情を誰かに話してみると、意外と普通ではないことが普通に起こっていたりするものだと思います。

 

そんな事に前著2冊は気が付かされましたが、OUTPUT大全では、自分の考え方ややっていかことが、間違って無かったんだという一つの自信として取り入れることが出来ました。

 

なので、猪突猛進じゃ無いですけど、より一層、突き抜けて行こうと勇気をもらえた一冊でした。

 

本のレビューとしてはかなり熱くなってしまいましたが、まあかなり個人的偏見な読書感想として捉えていただけたらと思います。

 

今日はそんな所ですね。

 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

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学び効率が最大化するインプット大全

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「甘え」の構造 [増補普及版]

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心の休ませ方 (PHP文庫)

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