恋愛をRPGに置き換えて考えてみる
今しがたプレリュード、前奏曲と言う言葉が目の前に現れ、真っ先に浮かんだのがFFのあのオープニングテーマ、ダラララララララ(ドレミソドレミソ)Cadd9から始まるアレです。
クラシック的な人はきっとバッハのクラービア平均律の1番の前奏曲が思い浮かんだことでしょう。
バッハの平均律でぴんと来ない人もアヴェ・マリアの伴奏と聞けば何となく分かる人も出てくるかもしれない。
そんな中、僕は前奏曲と聞いて、僕はもう一つの言葉を思い浮かべてしまったのです。
そう、アレだ!前戯!!
何となく漢字の自体が似ているというか、語感が似ているというか、本番前の前説的な位置づけとしてもまぁそうでしょう。
そこで直ぐ様に思ったのが、プレリュードが前戯だとして、本番はその次の平均律で言うとフーガだ。ではゲームだと、FFだと、あのプレリュードが流れてた後、スタートボタンを押して始まるゲームそのモノなのかっと思った時に僕は衝撃が走ったのです。
「RPGの目的はゲームを始めることではない」
そう、僕らはだれもがRPGをする際にエンディングを見るという共通認識の元ゲームをスタートさせていたはずだ!
だから、本番は言わばエンディングなのだ!!
そして、そうなれば本番前の前戯、これは実はラスボス戦だったのだ!!!
そう、小林幸子をサッチサチにやっつけてからが本番、つまりサッチサチは前戯だったのだ!!!!
わかりにくくなるので、もう一度言い直すと、RPGの場合はラスボス戦が前戯でエンディングが本番だということなんですが、そう、僕らは実は恋愛において物凄い勘違いをしていたのではないかと、ここで気が付いてしまったのです。
だって、FFのオープニングテーマはプレリュード、前奏曲、ということは、自ずと無意識的にその次に本番は始まると思ってしまうじゃないですか?
ところがだ、拾の実はそれは始まりに過ぎなく、本当の前戯はラスボス戦であり、本当の本番はエンディングだったのだと!
ならば、その勘違いを恋愛においてもしてしまっていても不思議ではないということを!!
そもそも恋愛にオープニングテーマってありましたっけ?
そうなんですよ、僕らはいつも見慣れてるじゃないですか、オープニングテーマ。アニメでもゲームでも、FFにはプレリュードが、ドラクエにはロトのテーマが、サウザンドアームズには浜崎あゆみのDepend on youが!
他にも沢山ありますがスペースの都合上、割愛させて下さい。
かなり偏った具体例でスミマセン(特に最後)。
また、現実に起こる事でも、入園式、入学式では校歌とか某かのお歌を歌いますよね?
卒園、卒業式にはエンディングテーマありますよね。
でも振り返ってみてください。いつの間にやら、僕らに慣れ親しんでいたオープニングテーマとエンディングテーマってあの制度、大人になると気がついたら無くなっちゃってませんか?
そうなんです。
恋愛に限らず、僕らはオトナになると何故だか知らないですが、ビックイベントだろうが自分の誕生日という些細なイベントだろうが歌わなくなっちゃってるんですよ。
なんかそれ寂しくありません?そう思っているのって僕だけなんでしょうか?
そして、お気づきのように、恋愛に関しても当たり前のように、オープニングテーマ流れないんですよ!
誰も歌ってくれない、演奏してくれない、流してもくれないんですね。
だから、そもそもいつ恋愛が始まるのか、いつからが恋愛なのか何て、僕らは気が付きようが無い訳なんですよ。
そりゃあ、すっごく可愛い子を見かけた瞬間に、その子がいきなりヒロインと言わんばかりにオープニングテーマ歌ってくれれば分かりますよ。
或いは周りの人達がフラッシュモブばりに本当にモブだった人達が演奏してくれちゃったりしたら分かりますよ。
もしくは、いつもはデフォルトの着信音なのになぜかその時だけスマホからカッコいい曲が流れて来て、しかも普通にデフォのスピーカーだとスッカスカの音のはずなのにハイレゾばりにいい音質で曲が流れてきたりしちゃぁ、そりゃ流石の僕達でも気がつく訳です。
でも、現実ってそうじゃないじゃないですか?分かりにくいかもしれないから、念の為にもう一回言いますね。
でも、現実ってそうじゃないじゃないですか。
だから、恋愛の始まりに気が付かなくても、それは仕方のない事だと、僕は言いたいのですね。
「前戯の後の本番って、じゃあ恋愛のプレリュードって何なのよ?」
そして、前置きが非常に長くなってしまったのですが、プレリュード、前奏曲、FFのプレリュード、オープニングテーマ、RPG、前戯と来て、始めに気が付いたことは何かというと、このオープニングテーマ。
FFのプレリュードが鳴ったら直ぐに本番に入ると勘違いしたが如く、恋愛においてもオープニングテーマが鳴ったら直ぐに本番が出来るって勘違いしている輩がいるんじゃないだろうかという危惧です。
まぁ、そもそもが我々は恋愛に於いてはオープニングテーマが鳴らない限りは気が付かないという前提がありますが、、、
だがしかし、、
もしも万が一、恋愛のオープニングテーマが鳴ってしまったら?
僕らはほぼほぼ間違いなく、いちご120%の確率で次に本番がさあ始まるぞ思ってしまう訳で、それが今の恋愛マッチングが男女間で上手く行っていない原因の一つではないかと思った訳です。
「それでも恋愛のプレリュードは鳴る!」
そう、そうなんです。
正直なところ僕たちは、例えどんなに有り得ない事が前提だとしても、それを補完出来る素晴らしい能力に長けているんです。
イメージ、想像、心の拠り所、そう、即ち妄想です。
それはあたかも自然な出来事の如く我々の脳内に勝手に再生されるのです。
なので勿論、街で見かけた可愛いあの子がいきなり歌い出すことはなくても、僕らの頭の中では勝手に脳内再生で可愛いあの子をヒロインにして自分を主人公にしてオープニングテーマが流れてしまうのんです。
それも、通学途中、通勤途中、彼女を遠くから目にする度に毎回僕らの頭の中では勝手に流れてしまうのです。プレリュードと言う名のオープニングテーマが!
そして、いつしか勘違いをしてしまうのです。
前奏曲を前戯だと。
そして、起こってしまうのです、数々の悲劇が、、、、、。なんてことはないですよね。
まぁ、勝手に筆が暴走してしまった訳ですが、そうは言っても、前戯をすっ飛ばしていきなり本番とか、前戯を履き違えていきなり本番とか、とにかく本番とか、僕らは偏に本番に目がないのは事実です。
なので、自分にとっては既に恋愛が始まっていたと思っていても、相手にとってはモブですら無かった、背景の一部でしか無かったなんて事はザラな訳です。
なので、勝手に自分が猪突猛進している可能性を常に意識しながら、恋愛について僕らはもう一度考え直した方がいいのかも知れないと何かよく分からないモノに対して僕は警鐘を鳴らしたいと思いました。
「本当の恋愛の始まりはお互いの認識を確認してからにしましょう」
お金も恋愛も計画的にと言う訳には行きませんが、誰かが気になったり好きになったりするとどうしても冷静でいられなかったり、勝手に妄想が進んだり、逆にネガティブが増大してしまったりしてしまいがちです。
ですが、まずは自分でオープニングテーマをかけたら、その人に認識してもらう事から始まり、具体的には挨拶をするとかとにかく話をするキッカケを掴んで、既に話せる間柄ならば、どこか二人きりで話せる場所に誘うことから始めて、相手がどんな風にそれを受け答えるかで大体の流れは決まってくると思います。
仮に相手がそれを拒んでも、その後は深追いせずに、かと言って勝手に絶望もせずに、余裕を持って冷静に見に回れる平常心でいられたらと思います。
そして、ふとした時にまた誘ってみるのを繰り返して、相手がそれに応じるか、相手から去られるか、自分が興味を失うかのどれかの選択肢になった時にまた別の分岐に進めるんじゃないかと思いました。
因みに、断られてから、次に誘う期間が短ければ短い程、基本的にはしつこい人です。
僕は昨日断られた人に翌日とか断られた数時間、数分後とかに別の提案を持ちかける位しつこい奴でした。。。。
あの時ご迷惑をかけた女性の皆様には心よりお詫び申し上げます。