サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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リンキン・パークのボーカル、ベニントンさんの死についての記事を読んで

ロックと薬、アルコール、ドラッグ、タトゥー、暴力、バイオレンス、などなど、割りとネガティブなイメージの物と結びついていると思います。

 

また、カート・コバーンの自殺だったり、ロックバンドのフロントマンと自殺というのは割りと多い様に思います。

 

今回のリンキン・パークのヴォーカリストの死もまた自殺らしいとのことですが、彼の生前のインタビューの内容を見ると、あの叫び声の源というのか、シャウトに込められた思いみたいなものが推し量れるような気もしました。

 

ロックボーカリストって言うと、精神的な疾患とか、薬物依存とか、結構そういうイメージが無くはないですよね。

 

ばんどのフロントに立つとなると、相当なプレッシャーとの戦いだったりもするのかななんて思いますし、そもそも、そこに立つモチベーションが起因する何かがあって、そこに立っているんだろうなって思います。

 

子供の頃に虐待を受ける割合は、主に貧困層になればなるほど高くなるそうです。

 

そして、貧困か裕福かは知能の差によって生まれるといいます。

 

幼少の頃にトラウマ的な体験を全くしていないミュージシャンって、どの位いるんでしょうか?

 

少なくともロックバンドとか、アンダーグラウンドやヒップホップな世界に関しては、結構多そうな気もしますよね。

 

アメリカだかイギリスだか忘れましたが、最近のニュースで、100歳近いおじいさんが、自分の兄弟、姉妹など家族を養うために、高校を中退を余儀なくして働き、その後、100歳前に孫だか子供さんだかが、おじいちゃんの夢を叶えてあげると言って、母校に問い合わせをして、名誉卒業という高校卒業の資格をもらったみたいな話が美談で取り上げられてました。

 

これ、おじいちゃんは全く高校卒業に対して気にかけていないで、周りがおじいちゃんの功績を讃えて、偉大な卒業生として迎えるために、名誉卒業という資格を送ったというならば、特に言及するところはないのですが、もしも、このおじいちゃんが、100歳近くになるまで、高校を中退したことをずっと悔やんでいたとすると、寧ろそういう考え方に関する事の方が注視すべき事柄ではないかなと思うんですね。

 

つまり、孫もいて、子供達も立派に育てられた人が、今更、何年も前の学歴について気にかけてしまうということが、おじいちゃん本人の問題というよりも、そういうことを意識させる社会としてもどうなのかなって思うんですよ。

 

こういうのって、間接的な切迫観念だと思うんです。

 

直接は誰からも何も言われていないのに、自分の中で劣等感が大きく肥大化して、それによって、大きな精神的損失を被っている訳です。

 

高卒で働いた人ですらそういうモノを抱えているとなると、トラウマ的な体験をした人は、それを自分の中で克服していないと、より大きな形で、自分にのしかかってくるものがあるんだと思うんですね。

 

風邪を引いたり、軽いけがをしたら、見た目にもよく分かるので、直ぐにケアをすると思うんですが、心の病って中々見えないし症状に出た時点で重症なので、中々ケアしないんですよね。

 

風邪って引いたら直ぐに寝たり暖かくしたりすると思うんですけど、心の風邪の場合、何もしないでそのまま放っておく人が圧倒的に多いじゃないですか。

 

そもそも心の風邪って何って状態だと思うんですけど、軽い鬱症状なんですよ。

 

そんで、軽い鬱ってのは別に鬱病とかって別枠で括られることではなくて、誰でも普通に風邪をひく様に、ってか生きていて一回も風邪を引いたことがない人って寧ろ稀有だと思いますが、そんな感じで、誰でも普通に軽い鬱状態ってなるんですよね。

 

なので、そういった時に、自然と自分の心のケアをする習慣だったり、環境があればいいのですが、それって多分、たまたまそういう状況だったって人以外は、意識的にケアしようとはしないんですよね。

 

風邪や頭痛とか、怪我を放っておくと化膿したり、より悪化していくように、心の風邪である軽い鬱症状も、それをケアせずに、放っておくとドンドン悪化して行くんですよね。

 

また、トラウマにしても、現代って、心の病に関するケアとか、割りと偏見や偏った知識ばかりが先行していて、中々正しいケアの方法に辿り着き難いような状況かなとも思います。

 

悪徳な精神科だったり、よくわからない適当な療法だったり、ガイドラインも軽い症状の場合はあまり詳しく書かれていないので、先生によって、ホントまちまちだと思います。

 

そういう意味で、なんだかがん治療と精神疾患の治療って似ているんじゃないかなとも思いました。

 

がん治療も、結局100%治す方法って現時点では無くて、何%(モノによっては半数以下だが、それもざら)の確率で少し小さくなるかも知れない、高い薬を使いますか?みたいな事を、数%の確率で効くかもしれませんがやりますか?と患者に聞いて治療をすすめる方式。

 

後で裁判になっても、患者の意志に従ってやったの一点張りで医者は傷つかない。

 

そればかりか、薬を使ったり、手術をすれば、その実績分だけ、病院内外、業界での実績となり、治る治らないに関わらず、薬か術式をした数に従って、評価があがるシステム。

 

そりゃ、訴えられるかもしれないリスクを負ってまで、独自の判断で患者を救おうなんて先生は出てきませんよね。

 

精神疾患でも、薬を出せばその分儲かりますし、患者の様態が長引けば、そこに通う分儲かりますから、直ぐに治してリリースしてしまうメリットって全く無いんですよね。

 

ガンも、精神疾患も、どちらも飼い殺しして、つかず離れず訴えられずという方式で患者とその周りを、医者だけでなく、製薬会社、厚生労働省などの役人を含めて、大きなヒルがその血を啜り続けているような業界ですよね。

 

心の問題も正しいケアの仕方の情報が無料で多くの人に届くようになれば、トラウマで苦しむ人やちょっとした劣等感に悩まされ続ける人を軽減出来るんだろうなって思いました。

 

トラウマや劣等感が反対方向へのエネルギーとなって、カッコいい音楽を生み出すみたいな意見もあるかも知れませんが、僕は、それが無くても、成熟した、心身共にケアされて健康な人だった、カッコいい音楽、素晴らしい音楽、人を感動させる素晴らしい作品は作れるんじゃないかと思います。

 

きっと、決して不幸でしか作れないモノじゃないと思いたいんですね。