サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


スポンサードリンク

FFの街とか洞窟とかの曲がかっこよすぎて誰かに聞いて欲しい!3

さてさて、ずっと引っ張ってしまったこの企画もそろそろ一旦幕を引きたいと思います。

 

今日は気合を入れて高速で書きます。

 

前回までで、FFIIIの曲を紹介しました。

 

今回はFFIV、V、VIとドンドン行きたいと思います。

 

FFIVは僕にとってとても思い入れのあるFFです。

 

それまでの割りとキャラ成長が自由だったシステムから一変して、キャラの個性が全面に押し出された構成、初のスーパーファミコンでのソフト、色々な意味でもFFの革新だったのではないかと思います。

 

因みに、FFの歴代の売上で、特に爆発的な売り上げを最初に記録したのはFFVとされていますが、これには実はFFIVを友達から借りて、やってみた人が、次回作絶対買うぜって思って買った人達が大勢いたからだと僕は思っています。

 

大ヒットや名作の影には、その前の前回作による新規ユーザーの獲得があるというのが僕の持論で、これはドラクエIII、IV、Vの大ヒットにも言えると思います。

 

ドラクエの場合は、最初から大ヒットでしたが、IIIが伝説的すぎた事と、IVのAIがまだ発展途上だったこともあり、IVでの評価が少し低く見積もられた所はありました。

 

ところが、Vでは見事にIVでの反省点、改修点を広い上げ、更には名作へと高められた珍しいパターンでもありますね。

 

まあ、ドラクエはIIがIIIへの爆発ヒットを誘発したと見るべきかも知れませんね。

 

これは、当時90年代でミリオンヒット曲にも言えると思うんです。

 

この辺りは、また別の記事で書いていこうと思います。

 

さてさて、色々と思い入れのあるFFIVですが、まずは「バロン王国」から行きましょう。

 

いきなり音域の広い4度で下落していくイントロ。

 

物々しい雰囲気と新しくなったスーファミ音源による綺麗なストリングスとブラス。

 

調和と不協和が混ざるあっているかのような最初のテーマとは一転して、後半のテーマはとても落ち着いた雰囲気です。

 

まるで、バロン王国の先行きのわからぬ不安と、それを見せまいと泰然自若としたハリボテ建前を表しているかのようです。

 

楽曲の分析っぽい書き方は、ちょっと読み返してみて、読みづらいかなと思いましたので、今回は飛ばそうと思います。(機会があれば、楽曲ごとの分析記事として書いてみようかと思います。まあ、あまりニーズは少なそうですが、書きたいので多分書くと思います。)

 

お次はFFIV屈指の名曲、「愛のテーマ」です!!

 

これは、セシルとローザの物語が描かれる時に流れる美しい曲です。

 

ジャズに使われるようなコード進行を使っているのは、きっとちょっと大人の心情を表すのにはジャズがきっと表現としてはこの上なく最適だったのでしょう。

 

この曲は毎回、流れる毎に1曲通して聴いてました。きっと僕と同じ様に、好きな曲を聴いてからゲームを進めてた人って、いたと思います。

 

前半のお互いに求め合うようなメロディと後半のお互いが一つになっていくようなメロディ、そして、徐々にそれが離れていき、再びお互いが求めう距離まで離れる。

 

そんな、恋愛の近づいたり、遠ざかったりする様を表しているようで、この曲は大人になってからもサントラで何回も聞きました。

 

お次は冒頭で流れる「赤い翼」です。

 

これは、もうカッコいいの一言ですね。

 

軍事的な雰囲気と騎士的な雰囲気が見事に融合しているような気がするのです。

 

因みに、サントラでは、赤い翼の後にバロン王国となっているのですが、この赤い翼の曲の終わり際と、バロン王国の始まりが、凄くマッチしていて、赤い翼のテレレレ!!って引きで響き鳴ったと思いきや、一気にテレレレレレと下がっていく所がサントラの中で一番好きな所でした。

 

そして、FFIVはメインテーマがやっぱりいいです。

 

代々II、III、IVとフィールド音楽がもう、本当にいいですよね。

 

IIではマイナー(短調)で戦争遺児という立場での暗い雰囲気、IIIではメジャー(長調)で気楽な冒険者という明るい雰囲気を出していましたが、今回は罪を犯している意識と正しいことをしているという意識が葛藤している、そんな心情からか、マイナーとメジャーを行ったり来たりし、ついでに転調までします。

 

全体的な転調(キー)の変化が、Am-F-G-Amとなっていて、頻出するコード進行と同じになっているのも魅力です。

 

これは、疑惑と共に不安が隠し切れない中、さまよいます(Am)。しかし、一つの希望を見出し(F)、そしてまたさらなる希望を見出し(G)徐々に上へと上がっていきます(Aへ行こうとする)。

 

しかしながら、上がり切ろうとした中で、再び疑念がよぎってきて、再び自ら暗雲へと戻ってしまう(Aではなく、Amに戻っていく)。

 

そんな主人公の葛藤が描かれているみたいでとても好きな曲です。

 

そして何よりこの曲はイントロがカッコいいですよね。

 

「少女リディア」。

 

これは一つのこの作品のテーマと言ってもいいかも知れません。

 

少女の生い立ち、顛末、それまでに起こる様々なドラマは、非常にメッセージ性の高い、しかしながら、堅苦しくなく、艶めかしくもなく、分かりやすく訴えていると思います。

 

FFIVのヒロインがローザならば、裏のヒロインかつ、裏のヒロインは間違いなくリディアでしょう。

 

戦争の起こす悲劇や、それによって引き起こされる子供へのトラウマ、そして、それを乗り越える愛が、ものの見事に描かれています。

 

おっして、少女のトラウマと記憶は、大人になってから別のトラウマを癒やします。

 

エッジはエッジで元の性格もあったと思うんですが、この辺の組み合わせが、この作品では非常に絶妙だなあと思うのです。

 

そして、裏主人公であるカインの存在。

 

欲を言えば、カインのテーマを作って欲しかったですよね。

 

バルバリシアとの戦いで流して欲しかったです。

 

「空中戦はお前だけのものじゃない」

 

カッコいい。

 

このセリフ、いつかどこかで使いたい。

 

リディアの曲に戻ると、この曲はギター初心者でも、ギター一本で頑張れば弾けます。

 

特に最初のテーマまでなら、多分コード弾きがちょっと出来る人なら弾けるので、禁じられた遊び以外に、ギターだけで爪弾いて何か演奏したい時に、とってもいいです。

 

後半はバレーコードも入れないと厳しいので、練習が入りますが、クラシックギター経験者の人なら割と楽に出来るかも知れません。

 

最後の方のAb-Fm-Cと行く所は、立ち直って(Ab)、でもちょっと思い出して(Fm)、でもまた前を向いて歩き出す(C)という感じがしてとても大好きな1曲です。

 

お次もギターで弾ける曲、「ギルバートのリュート」です。

 

この曲は、もう忘れもしない、ダークエルフ戦。

 

ひそひそ草の存在と戦闘では非力だったギルバートの底力、男の成長と熱い魂を感じられます。

 

重症の身でありながら、必死でリュートを奏でるギルバートの姿。

 

アンナ、テラ、そしてセシルと仲間たち、きっと様々な思いを胸に、彼はこの曲を奏でていたに違いありません。

 

さあ、そのギルバートを地獄の底へ突き落とした張本人、お次は「黒い甲冑ゴルベーザ」です。

 

もう、圧巻ですよね。

 

ボス感が、ッパねぇ。

 

そして、敵として出てきた時のグラフィックがまた、ッパねぇ。

 

重厚な響きから一転、オルガンの高速アルペジオとジャーって重厚な響き、もうかっこ良すぎです。

 

思わず四天王でもないど、ゴルベーザ様って従ってしまいそうです。

 

因みに、ゴルベーザのグラフィックと、Vに出てくるエクスデスのグラフィックの佇まいが何となく似ているなぁなんて当時思っていました。

 

でも、色はゴルベーザは黒でしたし、テーマ曲も戦闘曲とテーマ曲を合わせたようなエクスデスだったので、名前はどちらもカッコいいのですが、色とテーマ曲で僕的にはゴルベーザに軍配が上がっていました。

 

テラとゴルベーザ、エクセデスとガラフ、この辺りも似ていますよね。

 

FFIVの最後を飾るのが、「踊る人形カルコブリーナ」。

 

カルコブリーナはダンテの戯曲に出てくる悪魔の一つですよね。

 

ってか、四天王とか、色んなモンスターの名前がダンテの戯曲とか、ファウストメフィストフェレスが連れて行く中で、お祭り(フェスティバル)に出てくるキャラとかの名前が使われてますよね。

 

フェスティバルと言えば、昔、仮面ノリダーってあったじゃないですか。

 

アレの歌の歌詞で、ノリダーフェスティバルって必殺技を叫ぶんですけど、一体どんな技だったんでしょうかね。

 

カルコブリーナは僕の大好きな三拍子と半音です。

 

モーツァルトのキラキラ星変奏曲の第1変奏とか、ソナタKV331(トルコ行進曲の第1楽章)の第1変奏に雰囲気が似ていてとっても大好きです。(強引にショパンエチュードのOp10の2番と似ているとか言ったら、クラシックカーの方に怒られそうです。)

 

っとここまで来たところで、またまた時間になってしました。

 

次こそは、最後になるように一気に書いていこうと思います。