サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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子供に良い教育環境というのは果たしてお金で買えるのか?

昔、子供のためにお金を稼いで、良い教育を受けさせて、高学歴にして幸せにするみたいな話ありませんでした?

 

ですが、高学歴だからとて幸せになれるとは限らないじゃないですか。

 

あと、高学歴だからと言って、必ず性格もいいかと言うと、必ずしも学歴と性格の良さは比例してないと思うんですね。

 

そこで、自分も子供を育てる立場になってみて、思ったんですが、

 

「お金がある=子供に良い教育を与えられる」

 

的な図式は果たして本当なのだろうか?ということについて今日は考えてみました。

 

まず、お金があると選択肢は間違いなく増えますよね。

 

私立にも行けるし、公立にも行ける。

 

つまり、選べるという訳です。

 

なので、確かにお金があると、やさぐれた公立ときらびやかな私立と選べる時、やさぐれた方を取らないで済みますよね。

 

なので、一見してお金があった方が、選択肢が増えるという意味で、有利な気もしなくもないのですが、実は僕はここに落とし穴があると思っています。

 

っと言うのも、人間、中々フラットに考えるのって難しいじゃないですか。

 

例えば、1枚5000円のステーキと580円のステーキがあって、どっち食べたい?って聞かれたら、多分殆どの人が5000円選ぶじゃないですか。

 

お金持ってたらなおさらですよね。

 

んで、5000円払えない人は580円選びますよね。

 

ほら、お金持ってて580円選ぶ人、どのくらいいると思います?

 

自由だと思っていても、選択の余地があると思っていても、実際は状況によって選ばされているという良いでは、お金を持っていてもいなくても僕は同じだと思うんです。

 

つまり、「お金を持っている=選択の自由がある」ではなく、「お金を持っていない状況とお金を持っている状況が存在してて、人は状況によって判断を下す」という訳です。

 

要は、お金あったら、なんとなくですが、私立に子供をいれたがりませんかね?

 

お金持っていて、冷静に判断して、今時分が住んでいる地域の情報を集め、公立か私立かをきちんと判断してどちらかを選んでいるって人は多分稀だと思います。

 

そう、なので、ほぼ自動的にお金持ちは私立を選ぶわけですよ。

 

でね、私立がいい学校で公立が悪い学校って図式、これって本当にそうでしょうか?

 

勿論、公立の中でもひどい学校はあると思います。

 

ですが、私立だからとて、いい学校かというと、そこもちょっと疑問が出てくるところです。

 

学校がひどいかどうかという問題以外にも、そこに通う他の生徒たちがどういう人なのか?そこに勤務している先生方はどういう人なのか、様々な要因が絡んでくると思うんですよね。

 

またね、橘玲さんが「言ってはいけない残酷過ぎる真実」の中で言ってたんですが、親の教育が子供に与える影響ってほとんど無いらしいんですよ。

 

んで、子供に与える影響って一番はその子の過ごす環境だそうなんですね。

 

学校だったり友達関係だったり。

 

なもんでね、学校選びは非常に子供にとっては重要なものではあると思うんですが、それはイコールしてお金によってどうこうって話よりは、どちらかというと、どの地域に住むか?みたいな部分がすごく大きく影響していると思うんです。

 

まあ、ようは運ですよね。

 

たまたまこういうところに育った、たまたま、こういう先生がいる学校に行けた、たまたまこういう出会いに恵まれたみたいな。

 

とは言えお金があれば、住むところを変えられるじゃないか!という意見はごもっともです。

 

なので、そういう風に考えられる人であれば、お金の差は子供の教育に対して優位に働くと思います。

 

ですが、中々、住む場所を変えてまで子供のために動こうって考える親御さんって少ないと思うので、大体が、今住んでいたり、親御さん達の都合にて住む場所が変わったりで子供が育つ場所って決まってくると思うんで、まあ、一般的には子供の教育の良し悪しとお金のあるないについては、そこまで相関関係は強く無いんじゃ無いかなって思います。

 

ですが、実はところがところが、またまた先の橘玲さんの「言ってはいけない残酷過ぎる真実」で書いてあるんですけど、お金持ちに生まれた人ほど、その後もお金持ちになるって科学的なデータがあるんですよね。

 

まあ、当然っちゃ当然ですよね。

 

お金持ちの中には生まれついてのお金持ちと親が貧乏だったけどお金持ちになった人が居ます。

 

同様に貧乏な人にも元々親が貧乏で自分も貧乏な人と、親がお金持ちだったけど貧乏になっちゃった人が居ます。

 

んえ、お金持ちはやっぱりお金を持ち続ける訳ですよ。

 

だから、貧乏層からお金持ち層へとまたいでくる人より当然、元々お金持ち層にいる人の方が多い訳です。

 

ただね、お金を持っていても幸せかそうでないかってのは、年収を800万を超えると収入に寄る幸福度ってそれ以上収入が上がっても幸福度は逆に下がるって言われてるんですよね。

 

なので、子供が将来幸せになるかどうかってのは、お金持ちかどうかという所だけでは測れないと思うのです。

 

じゃー、一体全体、子供を幸せにしたいと思ったらどーすりゃいーのよってなりますよね。

 

自分がお金を稼いだらいい訳でもなく、かといって、親の教育が子供に与える影響は少ないってどーゆーこと?って。

 

まあ、そこは僕は思うんですが、子供に生き方を教えてあげることだと思うんですよ。

 

え?親の教育って子供に影響しないんじゃないの?ってありますけど、僕はここで論じられている親の教育って、しつけとかマナーみたいな部分が大きいと思うんですよね。

 

親が、自分の言葉や背中で子供に伝えるメッセージって、教育と言うよりは刻印じゃないですかね?

 

生き様を子供に植え付ける訳ですよ。

 

自分の生きざまを見せるというのと、教育ってのは、まあ、多分なんか違う気がして、ともかくそういう風に自分を通して、言葉なり背中なり、何かを通して子供のどういう風に生きていくのかって事を教えてあげられたら、子供がどんな環境に至っても、それを乗り越えていく知恵と力を身に着けていけるでしょうし、その後にどんな状況が訪れても、自ら幸せになれるようになるんじゃないなぁって、まあ、一種の希望ですかね。

 

そんな風に生きる知恵を、心を、僕は子供達に伝えていけたらなぁとか思いました。

 

子供の幸せは、お金だけでは買えませんが、ある程度のお金は確かに必要であるということは分かりました。

 

今日はそんなところです。

 

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