サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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ピアノもアプリも使わないピアノの練習?!ポンタ式楽器の練習術!!

皆さんは世界の村上ポンタ秀一さんってスーパードラマーを知っていますか?

 

1日200時間練習し、1年で300日以上色んなところでドラムを叩きまくっているという日本が誇るスーパードラマーです。

 

この人すげぇカッコいい人なんですが、そのドラムの練習スタイルがまためちゃくちゃカッコいいんです。

 

まずね、そもそもが先生みたいなのって大嫌いらしいんですが、まあ番組上聞かれたら答えるみたな感じで言ってるんですが、ドラムを始めようとした時に、まずはドラムセット様に圧倒されちゃいけないんだそうです。

 

なので、ポンタ式ドラムではまずはかなりユニークな方法なのですが、ドラムにケリを入れるそうです。(いやあ、多分冗談だとは思いますが、半分くらいは本気かもって思っちゃいます。)

 

それでね、とにかく相手になめられちゃいけない。

 

そのためにはまずは出鼻をくじく、つまりは先制攻撃な訳です。

 

もう、ここからして独特過ぎますよね。

 

そして、ここからがポンタ式の真骨頂なのですが、この方、ドラムを始めてから約1ヶ月くらいでいきなりクラプトンとセッションしてるんですよ。

 

普通だったら、えー!天才!!!って思いますが、その訳をちゃんと教えてくれているという、すごい親切。

 

で、何をしていたかというと、約1年位、ドラムセットに一切触らないで、イメージトレーニングをひたすらやっていたそうです。

 

ハットは「チッ」、スネアが「タン」、キックが「ドッ」って言葉にして、この3つの組み合わせで自分がどんなパターンを組めるかをひたすらそれこそ冒頭に言った1日200時間やるそうです。

 

そうして、自分の中に沢山のリズムパターンを持って、それを自在に出し入れしたり、作り出したり、深く深くイメージトレーニングを追求したそうです。

 

また、単にイメージトレーニングをしただけでなく、いかに効率的にドラムを叩くか?という側面で、身体、肉体的なフィジカルな部分に着目して、身体を傷つけない、無理しない、力を入れすぎない叩き方を研究したとの事です。

 

これ、まだ、叩いてないのに、太鼓もスティックも使わないで、見ながらずっとやってたって言ってますからすごいですよね。

 

他の人達がドラムを一斉に叩いたりしまくって練習する中で、俺は絶対こいつらとは違う、コイツラよりも断然上を行ってやるんだって気持ちでいたんだそうです。

 

そういう意気込みが生んだ、フィジカルの使い方とイメージトレーニングが見事にマッチし、1年と1ヶ月した時にはクラプトンとセッションが出来るにまで成り上がってしまった訳です。

 

さてさて、この練習方法ってドラム以外にも楽器全般的に言えるよねって思ったんです。

 

楽器を持ってない時の楽器の練習ってスティーヴ・ヴァイも言っていましたよね。

 

楽器の練習は常に楽器がある時だけじゃないって。

 

それで、そういえば、ジャズピアニストの上原ひろみさんが、ピアノが無い時に机の上を指で叩くって言ってたのを思い出したんですよ。

 

指だけを持ち上げて、机に叩きつけるんですが、すごい音がするんですよね。

 

これを常に意識的にやっているとかなんとかってんで、やっぱり一流の人は違うなぁって感心した記憶があります。

 

他にも知っているピアニストさんが指を鍛える道具として木のボコってなったマッサージに使うような出っ張りを、指でなぞって叩く練習みたいなのを幼少の頃からしていたと話を聴き、ピアニストの努力というのはすごいんだなって思いました。

 

まあ、そこまで突き詰める必要は無いのですが、ピアノの練習でピアノが無いところで意識して指を動かすってのは非常にありなんじゃ無いかなって思ったんですよ。

 

それで、指が動くようにする練習とリズム感を鍛える練習を両方やったらどうかなと考えてみました。

 

やり方は簡単です。

 

指を机でも壁でもどこでもいいので、まずは親指と人差指を交互にトントンします、なんだったら、自分の足とか身体でもいいです。

 

それで、指の形とかフォームみたいなのは特に気にしないで、とりあえず指の先っちょでトントン出来ていれば良しとします。

 

んで、最初は1、2、3、4ってゆっくり数えながら、親指と人差し指をトントンします。

 

ここで、簡単だからってすぐに数えるスピードを早めないで下さいね。

 

次に同じテンポで1、2、3、4ってゆっくり数えまずが、トントンはさっきの2倍でやります。

 

つまり、1、って数える間に2回トントンしますので、1、2、3、4って数えるまでに合計8回トントンするんです。

 

勘のいい人は気が付いたと思いますが、これ、前者が4分音符で後者が8分音符です。

 

なので、お次は鬼の16分音符行きます。

 

1を数える間に4回トントンします。

 

なので、かなりゆっくり数えていても、結構忙しく指をバタバタと動かす事になると思います。

 

逆に言うと、もし、これが出来ないという場合は、そもそもの最初のテンポが早すぎる事になりますので、16分音符が出来るテンポまで落とす必要があります。

 

さて、親指と人差指が出来たら、今度は、人差し指と中指で同じ事をします。

 

多分、割とすんなり行くと思います。

 

お次は中指と薬指。

 

きっと最初の2つのパターンよりはちょっとやりずらい感じで、もしかしたら、テンポを少し落とした方がいいかも知れません。

 

最後は薬指と小指ですが、これは最初は中々早く動かす事は難しいと思いますので、16分音符は出来たらやってみて、出来なかったら無理はせず8分音符までにします。

 

こんな風にピアノがない状態で指を拍を意識して動かすだけでも、かなりトレーニングにはなると思います。

 

また、今は2音での指のトレーニングでしたが、これを3本指で3音のトレーニング、4本指で4音のトレーニングって指の数を増やしていってもいいですし、リズムパターンを変えて、色んなリズムで細かくしていってもいいと思います。

 

とにかく自分の工夫次第でアイデアは無限大です。

 

ピアノもアプリも使わない、イメージとフィジカルのトレーニング、やるのはお金もかかりません。

 

何だったら、電車の中で自分のカバンに指を当ててやってもいいですし、壁際だったら、壁に、手すりがあったら手すりに指を打ち付けてみてもいいと思います。

 

因みにこれを左手で手をひっくり返してやると、ギターのトリルの運指練習になります。

 

カバンの持ち手を指で支えながら、それぞれの指を独立させてピョコピョコ動かして、トリルの様に素早く動かし、指の機能性を拡張させることが出来ます。

 

学校や会社だったら、机の裏で出来ますし、椅子があれば、自分が座っている椅子の裏でも出来ます。

 

もし立っていてなんにも無かったら、自分の右手を押さえるような感じにして、右腕をネック代わりに左手の指を当てるってのも出来ます。

 

場所を選ばず、いつでも好きな時に好きなようにトレーニングが出来ますね!

 

こんな風に、お金をかけないで、すきま時間(電車、エレベーター、バスなどの移動時間や人を待っている時など)を利用すれば時間もかけないで、楽器のトレーニングをすることが出来ます。

 

これはすごく効率が良いし、リズム感も鍛えられ、かつ、指が本当によく動くようになってくれるので、かなりオススメな方法です。

 

そんなこんなで、今日はそんなところです。