サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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ブラック企業と主婦の以外な共通点

コンビニの店主が労働者と認定されると労働組合が認められ、その他の様々な権利が認められるのでコンビニ本部側は不利益を被るので断固拒否している

 

屋号ビジネスにおける搾取と夫の妻の時間と肉体と精神に対する搾取

 

 

今、コンビニの深夜営業について経営が危ぶまれていますよね。

 

深刻な人手不足により、営業時間を短縮したら、本部から違約金を請求されたセブンイレブン問題。

 

これ、店主が社会に向けて自ら問題提起したから良かったですけど、それがなかったらきっと闇に葬られたまま、ずっと地獄の中で苦しみ続けている人達ってもっと耐えなかったと思うんですよ。

 

そもそも、今と昔では状況が違う訳で、それを踏まえないで現場の意見に耳を貸さないで一方的に契約した時の項目に沿って対応を取ろうとしたセブンイレブンの本部は本当に何なのかなって思いますし、きっとその対応した本部の社員さんも疲れていたのかもですが、そういう疲弊した社員を作り出してしまう会社の体質ってのも問題あると思うんですよね。

 

深夜営業とか24時間営業って、今まで普通にありすぎていて、当たり前のように思っていましたけど、これって実は誰かの犠牲の上で成り立っていたという側面は否めないんですよね。

 

深夜バイトは割高だとか言われていも、そこで発生する拘束時間の長さやそれに伴う健康被害って、まあ、金額に見合っているかどうかって甚だ疑問ですよね。

 

それでもいいとか、仕方がないって人の方が、これは納得でって深夜バイトしている人より多いと思うんです。

 

双方合意とはいえ、未だに雇用関係においては、雇用する側が圧倒的に強いですよね。

 

コンビニ問題で、店主は労働者じゃないってコンビニ本部側は激しく主張しているんですけど、これって、フランチャイズの店主を労働者とみなされると、労働組合とかその他の保証など、色んな面で本部側がかぶる費用が増えてしまうのが原因なんでしょうね。

 

フランチャイズビジネスの根底から覆るみたいに言ってるみたいですけど、これって、(本部側が圧倒的に得をしている今の)フランチャイズビジネス(の現状)の根底から覆るって事ですよね。

 

そもそも、現場に利益追従を求めておきながら、現場サイドへの最良の幅があまりにもないという矛盾。まあ、普通にサラリーマンの人が上司に利益を上げろと言われてるけど、現行の会社の縛りによって動けず、結果社員が身銭を切って、残業代をもらわないという(ブラックな)ビジネスモデルが成り立っているのと同じ構図かなと。

 

それでも我慢してある程度続けてしまえるのが日本人のいい意味での悪いところなんでしょうね。

 

で、この「誰か現行で明らかに損をしているのに、その損をしている人を見て見ぬふりをして既得権益を受け取り続ける」或いは、その損をしている人がいることになんとなしに気がついてはいても、気が付かないようにしているとか、そういうのって結構あるなって思ったんです。

 

その一つが最初にいった夫婦関係だと思うのです。

 

「夫は仕事をするから、妻は家事と育児を行う」というこの構図。

 

一見理にかなっているようですが、その感覚って実は日本の根底に流れている男尊女卑感覚に麻痺しているって気が付きませんか?

 

そもそも、子供への教育というのは、父親は本来、子供達に生きる上での哲学や考えに至る指針を教えるのが役割としてありました。

 

しかし、学校教育や塾、習い事などの表面上の勉強の環境が整い過ぎているからか、そういった、根底となる知識や哲学を子供に教え込む時間的なスペースが生活において無くなって来てしまったようにも思います。

 

また、会社の仕組みが変わっていき、昔は終身雇用で一度就職したら、定年まで右肩上がりで給料は増え、家族や子供を養う分をもらえましたが、今は給料は変わらないのに残業などの時間的拘束が増え、働くお父さん達にも余裕がドンドン無くなって行きました。

 

そして、しまいには一人の給料では家族として養えない為、共働きとして働きながら家族としての体を保つという文化が生まれました。

 

さて、ここで、共働きにおける悲劇が生まれます。

 

そう、

 

「男は遅くまで働き、家事育児にはまるで手は出さないが、女は働きつつ家事育児には全力で取り込まなくてはならない」

 

という謎の理不尽な平等システムです。

 

この不平等を妻が訴えようものなら、「俺はお前よりも稼いでいるから、その分お前が家事育児をするのが当然だ」という、恐ろしい当たり前感が返ってきます。

 

でも、待って下さい。

 

その奥さんとの差額の金額って、奥さんが全ての家事育児を担うに十分な金額でしょうか?

 

いえ、例え金額的に大幅にまかなっていたとしても、ならば、ハウスキーピング雇って奥さんの家事の負担分を担ってあげても良くないですか?

 

そして、その空いた時間を二人の時間や子育ての時間に割けますよね?

 

仮に家事は奥さんが譲らなかったとして、だからといって、同じ家に住んでいて、片方はせかせかと色々と一生懸命お家の中を掃除したり綺麗にしたり動いているのに、片方はそれにお構いなしにしているとか、家に帰らないとか、それってそもそも夫婦でいる必要ってあるんでしょうか?ってか夫婦として成り立っていますか?って思っちゃいます。

 

僕はどちらかというといじめられっこ側で中高と育ったので、そもそも自分の事は全部自分でやらなきゃいけないし、それ以上に他人の事も強要されてきた経験があるので、初めて彼女と付き合った時に、彼女がなにかものを取ってくれたり、自分に対して何かをしてくれることにひどく違和感を覚えました。

 

今まで自分がする側だったのに、それをされて当たり前のような感覚になったからです。

 

ですが、多くの男性はこんな風に女性が自分に対して何かをしてくれることは当たり前であるという感覚ってあるんだと思うんですよね。

 

なんでしょうかね?

 

なんかもっと、男性も女性に感謝の気持ちというか当たり前という感覚ではなく、やってもらっているっていう感謝というんでしょうかね?そういう感覚がもっとあってもいいんじゃないかなってなんか思っちゃうんですよね。

 

有能な人って、結果的に無能な馬鹿にこき使われちゃうじゃないですか。

 

それと同じで女性って出来てしまうから、男性よりも遥かに有能だから、出来てしまうんですよね、成り立たせてしまうことが。

 

男だったら耐えられないような苦痛も、女の人って基本出産の痛みに耐えうる耐性もっていますから、男の辛いと女の辛いあったら、圧倒的に女の辛いの方が何万倍も辛いですよ。

 

数値化出来るとしたら、男の辛いって、子供のそれと同じか下手したら子供の辛さよりも数値低いかもですよ。そんでもって、女の辛さは文字通り桁が違いますよね。

 

何が言いたいかというと、今までは女性がすごい頑張ってきていて、それによってこの理不尽な男尊女卑がまかり通っていたけど、その弊害や歪みが最近になって、子供や社会問題を通して現れてきているんじゃないかなと。

 

誰か現行で損をしている人を見て見ぬふりをして既得権益を受け取り続ける

 

というコンビニの問題と

 

当たり前のような風潮、文化だけど、女の人達の犠牲の上に成り立ってきた男尊女卑が根底に敷かれた悪しき日本の文化

 

という夫婦の問題が

 

 

当たり前のように享受していたけど誰かの犠牲の上で成り立っていたことは否めない。

 

という視点において似ている問題ではないかなあと思ったのです。

 

そして、いつも思うのですが、当たり前に思っている事を疑う事がここでも必要で、僕らは当たり前のように色々ないいことの上に生活を成り立たせていると思います。

 

ですが、それらは一つ一つが当たり前ではなく、感謝すべきことの積み重なった上に僕らは立っているんだろうなって気がついて、感謝するのがとってもいいんじゃないかなって思いました。