サブカルアキバパパ

アキバ、サブカル、子育てについて語っていきます。


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絵のレベルが上がったの?ツールによる影響?

最近、ネットで見かけるイラストで、プロでなくても、色んな人が沢山の絵を書いてアップしているじゃないですか。

 

そんで、どれを見ても大体とっても絵が上手くて。

 

まあ、あんまり絵のことはよく分かって無いんですけど、普通に綺麗な絵だなとか可愛いイラストだなぁって思うって感じですね。

 

そんで、電車とか乗っていても、たまにスマホのアプリで拡大縮小を繰り返して描いている人とか見かけたりして、なんか凄い日本って絵のレベル上がってね?って思ったんです。

 

本を読む一人よりも、書く人の方が多くなったみたいに、絵を描く人の総数もすごい数で増えていっているんじゃないかなって思います。

 

何かをやっている人口の総数が底上げされると、それに伴って、その何かの全体のレベルが上がっていくとのは、どの分野でもそうだと思いますが、絵の分野(あ、絵と言ってもイラストですよ。)に関してはクリエイター層が広がって、レベルも確実にアップしていると思います。

 

まず、クリエイターが増えた最大の理由は、無料の有能なツールが普及したことだと思います。

 

昔はWindowsに比べるとちょっと高いMacを買って来て、フォトショップとか、イラストレーターとか専用の結構お高いソフトが無いとパソコンで絵を描くというのが中々出来なかったと思います。

 

パソコンだとタブレットも必要ですね。

 

また、当時もフリーソフトというのはあったと思いますが、いかんせん有料ソフトに比べたら出来ることや操作性など様々な面で有料ソフトには敵わなかったと思います。

 

ですが、最近はまずソフトの考え方が変わって来たのか、フリーソフトで素晴らしいソフトが配布されるようになりました。

 

そして、大規模で商業的な本当にプロ用として必要な人には更にそういった大規模プロジェクトに耐えうる仕様へと有料でアップグレード出来る仕組みでは有りますが、個人がイラストを描くレベルであれば、どこのツールでも、非常に使いやすく、軽快に、お手軽に絵がかけるようになっています。

 

GimpやIncscapeなどのAdobe製品のPhotoshopIllustratorに成り変わり得るフリーソフトが出てきたのも大きいと思います。

 

これは推測ですが、Adobeも製品を開発してから、最初の数年はバージョンアップに見合うアップグレードがなされていたと思うんですけど、近年よりちょっと前くらいから、別にバージョンアップしなくても使えるとか、細かい変更だけでOSに対応したとか、ハードに対応したとか、マイナーバージョンアップなのに結構なお金がかかってしまう的な状態が一時期続いていたと思います。

 

そんな状況を見て、有志の人が、それを打開するべく立ち上がって、GimpやIncscapeなどを作っていったんだと思います。

 

Adobeがあぐらをかいて、随分と永い間甘い汁を吸い過ぎたのだと思います。

 

話を戻すと、ソフトの変化とともに、デバイスの変化もあります。

 

お絵描き、編集ソフトと言うと昔はパソコン一択でしたが、今はスマホタブレットがあります。

 

そして、スマホタブレットの優れている所は、画面に直接描けるという点です。

 

ペンタブレットでパソコンの画面を見ながら絵を描いてみた経験のある人は分かると思いますが、ペンタブレットで描く場合、どうしても慣れが必要でした。

 

それは、普段、僕達は自分の手元を見て字や絵を描いています。

 

それが、描いている指先と描かれている画面が離れている場合、結構慣れないと描きにくいんですよ。

 

なので、タブレット端末などで、画面に直接描けるというのは、非常にやりやすいんです。

 

パソコンでも画面に直接描けるタイプのモノはありましたが、ある種、専用的な機材だったので、結構お高いお値段で、とても気軽に始めるのには向いていませんでした。

 

それでも、昔に比べれば、大分安くは、なって来て言えると思います。

 

ハード的にもソフト的にも初心者がいきなり参入し易い環境が整った状況と言えます。

 

また、絵かき人口が増えたのは、萌え文化、アニメとかそういったイラストが一般大衆へと理解されて、浸透していったというのもあります。

 

昔はアニメ絵とか、イラストは一部のプロの人の例えば江口寿史さんとか、村田 蓮爾さんとかそういう人のちょっとどちらかと言うと、実写寄りのイラストならまだ大衆の目のつくところにあったかも知れませんが、もうちょっとロリロリした絵とか、アニメっぽい絵は、大衆の目につくところには絶対に無かったです。

 

しかし、萌えブーム、クールジャパンの流れから、世界的にも日本のアニメが認められたことや、オタクが割りとオープンになって来たこと、オタクが商業的に使えると色んな業界が分かってきたこと、オタクは実は日本を支えていたこと(本当か?!)などいろんな要素が相まみえて、萌え絵やイラストが、一部のキモオタ(僕を含む)の世界だったモノが、非常に一般的なモノへとなって行きました。

 

そうして、道具とジャンルがとても誰でも気軽に始め易い環境へとなっていったことが、こんにちの日本人のイラストレベルが高くなった背景だと思います。

 

そしてこれからが、ちょっと専門的か突っ込んだ話になりますが、レイヤー(コスじゃないよ)とか、エフェクトみたいなモノが、無料で凄く綺麗にかかったり、昔に比べて演出効果が非常にコスパよく使える様になったりしていると思うんですよ。

 

それが、最初に言った、絵のレベルが高く感じるのって、絵のレベルが上がっているからなの?それともツールが手軽に無料で上手く見えるようになっているからなの?という疑問に繋がります。

 

とは言え、どんなに演出や効果が綺麗になっていても、基本の人物なり、細かい描写だったり、デッサンが狂っていたら、きっと上手には見えないはずなので、綺麗な絵が多い、可愛いイラストが多いってのは、実際に書いて言える人のレベルが全体的に底上げされて、みんなうまくなってきているからなんだろうなって思いました。

 

また,萌え絵の描き方とか、可愛い女の子の描き方とか、ちょっとエッチだけどセクシーまで行かない、ポーズや洋服の描き方みたいなノウハウが、最初は書籍として出ていましたが、今はネットでもバンバン情報が出ています。

 

そんな風に、多分僕にとってはいいなぁと思う絵の描き方のノウハウが共有化されていった為に、より絵描きさん達のレベルアップに拍車をかけて行ったんだと思います。

 

これは僕にとっては非常に嬉しい事です。

 

自分でも絵を描いてみたいなって思っていますので、もしかしたら、その内にノウハウを勉強して、いっぱい線を描きまくって、練習して、人に見せられそうな絵でも描けたら、ブログでも公開するかも知れません。

 

後悔するかも知れませんが。。。。。。